温泉めぐり伊豆箱根鉄道駿豆線1
伊豆箱根鉄道は三島駅〜修善寺駅間の駿豆(すんず)線と、
小田原駅〜大雄山駅間の大雄山線の2路線でなっています。
同じ伊豆箱根鉄道ですが、お互い路線が離れていて、車両も共有化されていません。
ただ、基本的な部分は共通化されています。
今回は、伊豆箱根鉄道の幹線部分にあたる駿豆線の特集をいたします。
駿豆線は三島駅〜修善寺駅間19.8qを結んでいる路線です。
途中、伊豆長岡・大仁・修善寺など有名な温泉地を結んでいるため、
観光客の利用が多いです。
また、三島の近郊住宅地になっているため、通勤通学客の利用も結構あります。
一日数往復だけですが、JR特急「踊り子」の付属編成5両が乗り入れています。
13(IS13)、修善寺(しゅぜんじ)Shuzenji
3面5線の比較的規模の大きい駅です。
ホームの配線は変則的で、
島式2面4線と北側に片面1線があります。
北側の片面1線はかつては側線でした。
南側の島式2線のうち北側と、
真ん中の島式2線に特急踊り子が停車するのが基本になっていて、
南側の島式2線のうち南側の1線は5両分程度、
北側の片面1線は3両分しかホーム長がないので、
普通電車専用になっています。
修善寺駅の駅舎です。
最近改築され、温泉街の玄関駅らしく、和風な感じになりました。
駅前は伊豆市の市街地になっています。
修善寺温泉へはバスに乗って行きます。
また、天城峠など伊豆の代表的観光地の最寄り駅となっていて、
各方面にバスが出ています。
建て替え前の修善寺駅駅舎です。
高度経済成長期〜バブル期の観光地を象徴するような、
天井の高いガラス張りの広々とした駅舎でした。
修善寺駅の駅舎の西口側です。
西口前は広場になっていますが、
昔はこの広場まで線路がありました。
改修前の修善寺駅です。
当時の3番ホームに特急踊り子が停車すると、
停車位置が構内踏み切りギリギリとなり大変危険なため、
車止め寄りに「線路上を動く通路」を設置して改札口に行けるようにしていました。
現在は西側への線路延伸部が無くなり、
櫛型ホームになったため、
構内踏切は廃止となり、この動く通路も無くなりました。
修善寺駅を出ます。
広い構内がすぐに収束され、単線になります。
県道熱海大仁線の踏切りを過ぎると、
すぐ左カーブです。
カーブが終わると送電線に沿って走ります。
目の前に山が迫ってきます。
12(IS12)、牧之郷(まきのこう)Makinoko
相対式2線の駅です。この駅名は「まきのごう」ではなく、「まきのこう」です。
終点修善寺駅に近いのと、家がまばらで駅勢圏も狭いので利用客が少ないです。
そのため無人駅となっています。
牧之郷駅を出るとすぐカーブです。
急なカーブが続きます。
直線になり、北側の山裾を走ります。
水田地帯ですが、住宅も多いです。
野尻川を渡り、
山が目の前に迫ると、再びカーブです。
修善寺駅〜牧之郷駅間で交差した、
県道熱海大仁線と再び交差です。
左カーブから一転、右カーブに変わります。
ほぼ180度の方向転換です。
右手が擁壁になります。
城山が見えてくると大仁駅です。
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