工場見学私鉄・岳南電車1
岳南電車は東海道本線の吉原駅から工場街を通り、
岳南江尾駅まで至る9.2qのミニ私鉄です。
吉原(富士市)は製紙業の盛んな町で、所々製紙工場が点在しています。
かつて、岳南電車の前身の岳南鉄道はこれら製紙工場の貨物輸送を行なっていました。
しかし、最近は貨物輸送の廃止で厳しい状況になっています。
車窓は短いながらも変化に富んでいて、
工場の中を走ったりと愉快です。
なお、岳南電車は富士急行の関連会社です。
01、吉原(よしわら)Yoshiwara
岳南電車の吉原駅です。
岳南電車吉原駅の駅舎はJR吉原駅北口を出て、
ロータリー脇にある狭い小道を数百メートル歩いたところにあります。
小道は行き止まりで工場の敷地に入ってしまうだけでなく、
駅舎には駅名の看板も何もないので非常に分かりにくいです。
それだけ、岳南電車吉原駅の利用客はJR乗り換えが多いのだと思われます。
JR東海道本線への連絡通路です。結構距離があります。
吉原駅の改札口です。ローカルな感じがひしひしと感じられます。
時刻表を見ると概ね30分毎に運行しています。
吉原駅窓口の脇に岳鉄関係商品が飾られています。
なつかしの名車青ガエル(元東急・先代5000系電車)と、
岳鉄移籍後の赤ガエルの鉄道模型(定価6090円!?)、
岳鉄ビデオなどが置いてあります。
ただ、かなりホコリをかぶっていて、薄汚れています。
商品見本を飾るのは良いことですが、
もう少し手入れしたほうが売れると思うのですが・・・。
次駅が日産前からジヤトコ前に変更されたため、
駅名板は新しい物に交換されています。
岳南電車7000形電車です。
今まで岳南電車は2両編成の電車が走っていましたが、
利用客減少から、
単行の7000形電車に置き換えられました(8000形電車1編成は除く)。
7000形電車は元京王電鉄井の頭線の3000系電車で、両運転台に改造されています。
7000形電車の運転台です。マスコンがかなりスリムです。
(吉原駅から吉原本町駅までは諸事情で後方展望です。)
吉原駅は島式2線です。
屋根は岳南電車各駅でみられるきのこ型です。
写真では、丁度ホームにED40形電気機関車が入線していました。
吉原駅を出ると、貨物ヤード横を通ります。
本線はこのヤードの端を進みます。
なお、貨物ヤードではJRへの貨車の受け渡し作業が頻繁に行われていました。
貨物ヤードが終わり、線路がまとめられていきます。
道路と交差します。しばらくJR東海道本線と併走します。
運河横を通ります。
やがてカーブを描き、JR東海道本線と分かれます。
ここら辺は工場が多いです。
JR東海道新幹線をくぐり、小潤井川を渡ります。
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