富士山麓へ富士山麓電気鉄道1
富士山麓電気鉄道(富士急行線)は、
大月駅から河口湖駅までの26.6qを結んでいます。
そのうち、大月駅から富士山駅までを大月線、
富士山駅から河口湖駅までを河口湖線と線名を分けていますが、殆ど直通しています。
鉄道ファンでない人に「富士急」で思い浮かぶことを聞くと、ほぼ90%以上の人が、
「富士急ハイランド」と答えると思います。
果たして富士急は鉄道会社と知っている人はどれくらいいるのでしょうか・・・。
知っていて高速バスの会社程度でしょう。
それほどこの鉄道はローカル線化しています。
しかし、地元住民は意外とこの線を使っているようで、
決して利用客が少ないわけではありません。
大月から河口湖まで中央自動車道で走行すると、
20分もかからないで着くのに対して、
富士山麓電気鉄道は50分〜55分(特急は40分)もかかり、
かなりゆっくり走っています。
01(FJ01)、大月(おおつき)Otsuki
富士山麓電気鉄道の大月駅入り口です。JRの駅舎と独立していますが、
連絡改札口もあります。
券売機です。特急券も購入可能です。
富士山麓電気鉄道の運賃は鉄道路線の中でもかなり高い方です。
大月駅の改札口です。窓口側は駅舎外に出る客用、
反対側はJR連絡客用です。
スイカ利用者のために簡易スイカが設置されています。
余談ですが、山梨県内のJR線の駅でJR大月駅は甲府駅、
上野原駅についで3番目に利用客が多い駅なのですが、
大部分は富士山麓電気鉄道の乗り換え客になっています。
大月駅のホームです。島式2線と側線が1線あります。
ホーム中央には乗務員の詰め所があります。
なお、JR側の1線はJR大月駅に食い込みそうな形になっています。
さて、大月駅を出発します。
大月駅を出ると一旦JR中央本線と僅かながらに離れるのですが、
すぐにまたお互いが近付きます。
カーブを曲がり、JR中央本線と分かれると、
JR中央本線からの連絡線(写真右側)と合流します。
JR中央本線(中央線)直通電車はこの線を通ります。
大月の市街地を切通しで進むともう上大月駅です。
02(FJ02)、上大月(かみおおつき)Kami-Otsuki
切通しの中にある片面1線の駅です。
すぐ近くに高校があるため、学生の利用がありますが、
大月駅とは至近距離なので、あまり利用客がいません。
そのため、一部列車はこの駅を通過します。
なお、上大月駅を出るとすぐトンネルに入るのですが、
富士山麓電気鉄道のトンネルはここだけです。
トンネルを抜けると山沿いを走ります。
カーブが連続します。富士山麓電気鉄道はカーブがかなりあります。
勾配をのぼりながら切通しを行きます。
途中で水道管のようなものの下をくぐります。
前後の木の架線柱の背が高いことから、
この水道管らしきものは結構前からあったようです。
国道139号線が近付くと、チェーン店の看板が目に付くようになります。
そして、少しの間だけ、水田を快走すると田野倉駅に到着します。
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