のんびり地方私鉄〜日立電鉄1
注・この路線は2005年3月に廃線されていますので乗車できません。
また、展望写真は同線の車両のフロントガラスが汚いため、写りがよくありません。
日立電鉄は、常北太田からJR常磐線の接続駅、大甕(おおみか)を通り、
鮎川に至る、18.1KMの路線です。
早くからワンマン化など合理化をすすめていて、
ローカル線らしいローカル線と言えます。
車窓の雰囲気は大甕を境に変わり、
常北太田〜大甕間は田園地帯を、
大甕〜鮎川間は海沿いの工場地帯や住宅地帯を走ります。
1、常北太田(じょうほくおおた)Johoku-Ota
常陸太田の市街地にある駅です。
JR水郡線の常陸太田駅は、駅前広場と道路を挟んで反対側にありますが、
JR水郡線も日立電鉄も本数が少なく不便です。
駅舎は日立電鉄観光と一体化されています。
常北太田駅の窓口です。
自動券売機はありますが、全体的に木で構成されていて懐かしい感じがします。
3000形電車です。
日立電鉄は、片運転台2両固定編成の2000形電車と、
両運転台の単行3000形電車があります。
何れも元営団銀座線(現・東京メトロ銀座線)の車両です。
車内です。銀座線時代とあまり変化はありませんが、
一部車両はシートが交換されています。
運転台です。半室構造でかなり狭い感じです。
運転席横には運賃箱があります。
・・・と言っても単なる箱で両替もなんにもできません。
さて、常北太田駅ですが、
この駅は2面3線と1時間毎にしか運転していない地方私鉄の駅にしては大規模です。
通常は駅舎側の片面1線のホームのみ使用しています。
常北太田駅の奥には車庫があり、多くの車両が留置されています。
写真中央の島式ホームは、長さがやたら長く、車庫の奥までのびています。
今は全く長編成の列車は走っていないので、不思議な光景です。
常北太田駅を出発します。
短い区間ですが、小さい用水路沿いを走ります。
里川を渡ります。もうここら辺で常陸太田の市街地は抜け出ています。
2、小沢(おざわ)Ozawa
田園地帯にある片面1線の駅です。
駅前には倉庫などがあります。
茂宮川を渡ります。
常陸岡田駅手前に日立電鉄の変電所があります。
配電線から電気を供給しているので、
たいした規模の変電所ではありません。
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