通勤非電化路線・関東鉄道1
関東鉄道は取手〜下館間の常総線51.1KMと、
飛び地のようにある佐貫〜竜ヶ崎間の竜ヶ崎線4.5KMから成っています。
どちらも非電化路線ですが、バブル期に沿線開発が進み、通勤路線へと変貌しました。
そのため、常総線には非常に珍しい非電化の複線区間が出来、
駅も普通の通勤路線の駅に変貌して行き、かつてのローカル線の雰囲気は消えつつあります。
しかし、まだまだ長閑な風景も多数残っており、のんびりした鉄道の旅が楽しめる路線でもあります。
社名は「関東」鉄道と、一地方の名前を入れていてオーバーですが、
茨城県から出ている区間は全くありません。
なお、関東鉄道の本社は常総線や竜ヶ崎線から離れた土浦にあります。
01、取手(とりで)Toride
関東鉄道の取手駅改札口です。自動改札化されています。
この改札口のほかに、JR連絡口と駅ビルに直接繋がっている改札口があります。
取手駅の車止めです。
かつてブレーキがきかずに駅ビルに突っ込んでしまうと言う、大惨事を起こした現場です。
今は大部分が新型気動車に変わりましたが、当時は急激に利用客が増えたのに対して、
気動車は旧型だったので、かなりブレーキの傷みも激しかったのだと思われます。
関東鉄道の取手駅は、JR常磐線の藤代よりに独立してあります。
車止め側は駅ビルの下にあります。
ホームは島式2線で、シンプルな感じになっています。
関東鉄道常総線の時刻表です。一番少ない時間帯でも20分毎に運転されています。
ラッシュ時は最短7〜8分毎で、ごく普通の通勤路線のダイヤになっています。
関東鉄道の2100形気動車です。
関東鉄道の主力で、旧型の気動車をかなり置き換えました。
現在関東鉄道の日中の運用は、原則新型気動車のみとなっていて(平日は一部で旧型運用があります)、
旧型気動車は全く見られなくなりました。
なお、取手〜水海道間は、2両運転が主体です。
2100形気動車の運転台です。重厚な運転台が気動車と認識させられます。
2300形気動車です。2100形と見た目は変わりませんが、
細かいところで、変化があります。
2300形気動車の車内です。もう車内はごく普通の通勤電車と全く変わりありません。
ガラガラディーゼルエンジン音がなければ気動車と分からないくらいです。
LEDの案内表示機が追加されています。
2300形気動車の運転台です。
マスコンが横軸になり、ブレーキが電気指令式に変更されています。
取手駅を出るとシーサスを経て、JR常磐線と分かれます。
取手の市街地の中を切通しでのぼっていきます。
通勤路線なのに常総線が電化されていないのは、
例の八郷柿岡の地磁気研究所のせいです。
ただ、水海道までならそれに絡むところは水海道駅くらいなので、
なんとかそこだけ克服できれば電化できそうな気がしますが・・・。
だんだんとのぼっていき、切通し区間が終わります。
02、西取手(にしとりで)Nishi-Toride
盛土上にある、相対式2線の駅です。
沿線人口の増加に伴い昭和54年に出来ました。
付近は住宅やマンションばかりです。
西取手を出るとカーブを曲がります。
カーブを曲がるとすぐ次の寺原駅に到着します。
駅間距離が短いです。
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