湖を眺めて鹿島鉄道1

注・この路線は2007年3月末で廃止となっています。
あらかじめご了承ください。

鹿島鉄道は、石岡から鉾田までの27.2KMを結んでいる非電化ローカル線です。
石岡付近は宅地化が進み、通勤客が増えつつあるのですが、全体的には減少していて、
貨物輸送もなくなった現在は、廃線寸前の厳しい経営状態になっています。
鹿島鉄道の路線は、鹿島参宮鉄道が開通させたものですが、
鹿島参宮鉄道=鹿島鉄道ではなく、
鹿島参宮鉄道は現在、関東鉄道になっています。
鹿島鉄道は、関東鉄道の路線の中であまり営業成績の良くない、
元鹿島参宮鉄道の関鉄鉾田線を引き継ぐために、
分離独立して設立された会社です。
その時、鹿島鉄道は元鹿島参宮鉄道だった竜ヶ崎線(地名は龍ヶ崎)を引き継ぎませんでした。
結局、関東鉄道がおいしいところを自分のところに残し、
駄目な部分をこの鹿島鉄道と現在はなき筑波鉄道に引き継がせた形になっています。
・・・とは言いつつも、鹿島鉄道はお勧めのローカル線であることは間違いなく、
うとうとしながら霞ヶ浦を望むと言う、贅沢な鉄道旅行が楽しめます。
鹿島鉄道はもっと霞ヶ浦で売り込めばもっと観光客が増えると思うのですが・・・。



17、鉾田(ほこた)Hokota


鉾田駅駅舎正面入り口。特徴のある門構えです。
「かしてつ応援団」のイラストが・・・!!かなり廃線近しといった感じです。
なお、鹿島臨海鉄道の新鉾田駅はこの駅から結構離れていて、
徒歩30分近くかかります。
鹿島臨海鉄道新鉾田駅は新市街地にあるのですが、
鹿島鉄道鉾田駅は旧市街地入り口付近にあります。


鉾田駅の駅舎は結構古そうです。


鉾田駅の駅名板と名所案内。関東鉄道系標準の蒲鉾がたフレームになっています。


鉾田駅は2面1線の駅で、本線をホームが挟みこむような形になっています。
乗降分離されていて、駅舎側が乗車ホーム、反対側が降車ホームになっています。
運転席の位置から考えると逆の方が良さそうですが・・・。
客は鉄道ファンばかり・・・??


鉾田駅構内にあった保線用自転車?


鉾田駅を出ます。両側に側線が分かれますが
殆ど使っていません。


やがて両側の側線が合流します。


カーブを曲がります。


鉾田の市街地はすぐに抜け、すぐ田園地帯になります。


結構荒地になっているところもあります。

県道2号線下をくぐります。


丘陵が近付いてきます。


ややのぼり勾配になります。


切通しに分け入ると坂戸駅です。

湖を眺めて鹿島鉄道2

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