のびのび非電化新線・鹿島臨海鉄道1
鹿島臨海鉄道は水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅までの53qの第3セクターですが、
実際の列車は、鹿島サッカースタジアムからJR鹿島線に乗り入れ、
鹿島神宮駅まで走っています。
また、その他に奥野谷浜貨物駅へ行く鹿島臨港線と言う貨物専用線もあります。
もともと鹿島臨海鉄道は、貨物専用の鉄道会社(一時期暫定旅客輸送あり)で、
鹿島臨港線しかなかったのですが、
国鉄が赤字のため建設出来なかった大洗鹿島線の建設&運行を引き継ぎ、
旅客路線も持つようになりました。
ただ、旅客路線も持つようになったとは言え、同鉄道の株は、日本貨物鉄道(JR貨物)と、
地元工業系会社が大部分を保有している状態です。
「臨海鉄道」ですが、実際海が見える区間はありません。
ただ、北浦は一部区間で見られます。
01、水戸(みと)Mito
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の水戸駅中間改札口です。
改札口自体はJR共通なのですが、
鹿島臨海鉄道に乗るにはもう一度ここで駅員に切符を見せる必要があります。
水戸駅は一番南端の8番線を使用しています。
8番線には架線がなく、鹿島臨海鉄道専用になっています。
写真の車両は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の標準気動車、キハ6000形気動車です。
第3セクターでは珍しく、レールバスではなく、20m一般気動車です。
標準は2両運転ですが、区間列車などは単行で運転することもあります。
ワンマン対応で、一部列車はワンマン運転になっています。
大洗鹿島線は、比較的新しい路線なので線形がよく、高速で走ることが出来るのですが、
このキハ6000形気動車は、一昔前の気動車なので、馬力がなく、
時速80q出すのがやっとのようです。
キハ6000形気動車の車内です。
木目が採用され、シート色も派手な色でなく、シックな感じを受けます。
運転台は他の第3セクターのレールバスと全くタイプが異なり、重厚な感じがします。
製造は日本車輌製です。
水戸駅を出発します。しばらく水戸駅構内を進みます。
複雑に線路が交差します。
やがて非電化単線の大洗鹿島線と、
電化複線のJR常磐線がはっきり分かれ、併走します。
大洗鹿島線の方は、高架に駆けのぼります。
大きなトラス橋を渡ります。
水戸の郊外を高架で進みます。
そして、高架区間をまっすぐ進みます。
軌道の一部はスラブ軌道になっています。
まもなく東水戸駅です。
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