田園の風・いすみ鉄道1
いすみ鉄道は外房線の大原駅から、
房総半島内陸部の上総中野駅までの26.8qを結んでいます。
しかし、沿線人口はあまり多くなく、利用客も少ないので厳しい経営状態が続いています。
上総中野駅で小湊鉄道と連絡すれば、観光客が増えると思われるのですが、
その肝心の小湊鉄道の本数が少なく、房総横断旅行はしにくいのが現状です。
(駅名は一時的なスポンサー付き駅名でなく、正式駅名で記載しています。)
01、大原(おおはら)Ohara
JR大原駅の駅舎の脇にいすみ鉄道の入り口があります。
連絡通路なのにジュラルミン扉がついているため、
乗り換え口と気付きにくいです。
なお、JRの窓口ではいすみ鉄道の切符は買えません。
いすみ鉄道用自動券売機もなく、
事実上いすみ鉄道の大原駅は無人駅になっています。
運賃等は(有人の大多喜駅以外は)車内で払うため、
乗る際整理券をとる必要があります。
いすみ鉄道の大原駅です。
いすみ鉄道専用の駅舎はありません。
いすみ鉄道のレールバス、いすみ200形気動車です。
いすみ鉄道はこの形式しかありません。
いすみ200形気動車の運転台です。
車内は単純な長いロングシートです。
大原駅を出発します。
すぐにJR外房線との渡り線が分かれます。
殆ど使われていないのでレールが錆びています。
JR外房線と分かれます。
北側は集落、南側は森の中を行きます。
02、西大原(にしおおはら)Nishi-Ohara
片面1線です。当然無人駅で駅舎もありません。
ホームに沿って生垣があります。
西大原駅を出ると、広い田園地帯になります。
しかし、やがて両側の丘陵が迫ってきます。
北側の丘陵が線路まで来ると、
落石感知の電線が所々見られるようになります。
森の中を通ります。ため池の横を通る区間もあります。
やがて森を抜け、また平地になります。
緩い勾配をくだります。
県道沿いを走ります。
いすみ鉄道は時速40キロメートル前後の走行なので、
大抵車に抜かされます。
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