ぬれ煎餅とともに銚子電気鉄道5
05(CD05)、笠上黒生(かさがみくろはえ)Kasagami-Kurohae

銚子電鉄唯一の交換可能駅です。ホームは相対式になっています。
その他、側線が1線あります。
また、この駅には銚子電気鉄道の変電所もあります。
ダイヤの大部分は、ここで交換する30分ヘッドのネットダイヤになっています。
この駅ではいまだにタブレットを受け渡す光景が見られます。

銚子行き側ホーム。通票閉塞に切り替わるため、
確認看板があります。

反対側にはスタフ閉塞の確認看板が・・・。
スタフ閉塞なので、ここから外川方面は1列車しか入れません。
(外川駅留置は除く)

電柱取り付け用の琺瑯(ほうろう)駅名板。
表記が「かさがみくろはへ」ですよ!いつの時代に設置したんでしょうか!?
なお、駅名は「かさかみくろはえ」ですが、
地元地名の「黒生」は「くろはい」と読みます。

駅舎です。ここでもぬれ煎餅が販売されています。
ホームは最近改修したようできれいになっています。
駅周囲は閑静な住宅地になっています。

駅舎内です。「レトロで懐かしい」と自然に思ってしまう窓口です。
「出札口」の横書きが逆方向だし・・・。
ここでは昭和初期にタイムスリップしたような光景が見られます。
また、駅にはなぜか盆栽が置いてあります。

笠上黒生駅の側線です。
レールは錆びついているので、殆ど使われていないようです。
側線には作業用台車などが無造作に置かれています。

ボロボロの電車の前にある車両は、
電気設備工事関係車両だと思われます。
作業台下には碍子があります。
なお、ここら辺まで来ると横に隠れホーム(?)が見られます。
このホームと側線が離れているので、
かつては側線とホームの間にもう1線線路があったと思われます。

そして側線の奥にはボロボロの電車が置かれています。
かなり傷んでいて、みすぼらしいです。倉庫代わりに使っているようです。

この車両の集電装置は折れて壊れていますが、
昔なつかしのビューゲルです。
この電車は今後どうなるのでしょうか。
〜おまけ〜
銚子電気鉄道は様々なグッズやお菓子等を売っていますが、
ここでは代表的なものをご紹介いたします。
「銚電のぬれ煎餅」
ぬれ煎餅は銚子電気鉄道の経営建て直しのため始めた新事業で、
せんべい担当事業部長(?)の努力で全国的に有名になりました。
今では鉄道収入を上回る収入があり、鉄道会社というより煎餅会社と化しています。
ぬれ煎餅(通称・ぬれせん)は地元銚子の醤油をたっぷりしみこませた煎餅で、
湿気てふにゃふにゃな食感が特徴です。
かつおだしの普通味と、こんぶだしのうすむらさき薄味、改良中ですが甘醤油味があります。
ぬれ煎餅は全国の煎餅会社で売られていますが、ここが本場です。
「たい焼き」
<およげ!たいやきくん>と言う曲がヒットした頃に販売を開始しました。
いまではぬれ煎餅の方が有名ですが、
銚子電気鉄道の副業の歴史はこちらの方が古いです。
今は観音駅に直営店があります。
たい焼きは通常の餡子とクリームの2種類があります。
「銚電のでんでん酒」
地元の酒製造会社とタイアップして開発したお酒です。
ビンのラベルや入れ物の箱に銚子電鉄の電車の絵が描かれています。
〜最近は、自虐的な商品名の商品が多いです・・・。〜
「まずい棒」
やおきんのうまい棒のパロディかなんかの商品です。
「まずい」は経営状況がまずいと言う意味で、
味がまずいわけではないようです。
「電車にのってほしいも」
電車に乗って欲しいらしい、干し芋です。
「銚子電鉄再建最中」
経営再建の最中(さいちゅう)と最中(もなか)のダジャレ商品です。
「サビキラーPRO ボロピカ EX」
実際、銚子電鉄の錆びだらけでボロボロの電車に使って、
ピカピカになったのを写真付きでアピールしています。
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