雷都を貫く・宇都宮ライトレール3

勾配を上ると、半径100メートルの右急カーブになり、
鬼怒通りと分かれます。

右カーブを曲がると40パーミルの下り勾配になり、
直ぐに左カーブになります。
ここら辺から市街地を抜け、田園地帯になります。

カーブが終わると、平石駅です。
ここは専用軌道なのですが、
軌道は舗装されています。
07、平石(ひらいし)Hiraishi

路面電車では珍しい2面4線の大規模な駅です。
駅の南東にライトラインの車庫があり、
この駅発着の列車があると共に、
乗務員が交代することがあります。
また、車庫の北側には宇都宮ライトレールの本社と、
ライトラインの平出変電所があります。
平出変電所は同じ配電線から2回線引き込んでいますが、
開閉器を挟んでいるので、それぞれ別系統から配電可能です。
平石駅の南側駅前はトランジットセンターになっていて、
タクシーのりばや駐車場がありますが、
それ以外には畑と水田しかありません。
なお、「平石」は「平出」と「石井」の合成地名です。

平石駅を出ると、車庫への引込線が分かれます。
そして、国道4号線バイパスと交差します。

緩い上り勾配になります。

間もなく、平石中央小学校前駅です。
08、平石中央小学校前(ひらいしちゅうおうしょうがっこうまえ)
HiraishiChuo-ElementarySchool

相対式2線の駅です。
平石中央小学校は県道158号線を挟んで反対側にあります。
付近は長閑な農村地帯です。

平石中央小学校前駅を出ると、県道158号線と交差します。

細かいアップダウンがあります。

舗装軌道からバラスト軌道に変わると、右カーブです。
架線も逆Y線直接吊架から、シンプルカテナリーに変わります。
これは鬼怒川河川敷に吹く風の対策と、
将来的にある程度高速で運転することを考慮しているためと思われます。
なお、ライトラインのセンターポールは基本的に管型なのですが、
架線のテンションバランサーが接続されているセンターポールは、
強度強化のため、扁平な断面のポールになっています。

40パーミルの上り勾配になり、
高架に上ります。

勾配を上りきると、鬼怒川を渡ります。
この区間は直線の専用軌道なので高速で走れるのですが、
今のところは時速40キロメートルでノロノロ走ります。

鬼怒川を渡り終え、河川敷に変わります。
河川敷は一部、雑木林になっています。

なんだか、凄い勾配が見えます・・・。

40パーミルの急勾配で下ります。

勾配を下り終え、
シンプルカテナリーから逆Y線直接吊架に戻ると、
飛山城跡駅です。
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