下町を縫って・都電荒川線1

東京都交通局荒川線(都営「都電」荒川線/通称・東京さくらトラム)は、
三ノ輪橋電停から早稲田電停までの12.2qを結んでいます。
かつて網の目のようにあった都電で唯一残った路線ですが、
元々は都電の路線でなく、王子電気軌道の路線でした。
他の都電の電車が次々廃線される中、
荒川線だけは殆ど専用軌道(路面でない部分)だったため、廃線を免れました。
都電が荒川線だけになったのは昭和47年で、もう30年以上経過します。
そのため、今現在は殆ど「都電=荒川線」のようになっています。
荒川線は結構利用客が多いのですが、
都営バスの不調のあおりを受けて厳しい状態になっています。



30(SA30)、早稲田(わせだ)Waseda


早稲田電停は早稲田大学の北側の甘泉園の近くにあります。
新目白通りの上下線の間に電停はあります。
東京メトロ東西線にも早稲田駅があるのですが、
1q弱離れていて、乗り換えはできません。


早稲田駅は両側にホームのある、
乗降分離可能なホームと、降車専用ホームがあります。
降車専用ホームは、
前の電車が乗降分離可能ホームに停車している時に後続の電車が使います。
電車は前乗り後降りで、運賃は先払いなのが注意点です。
運賃は平成18年現在160円の均一料金なのですが、
丁度の小銭を用意するのが面倒です。
せめて150円にして欲しいのですが・・・。
〜〜〜〜〜
写真の車両は、新型の8500形電車です。
車両の体質改善に導入されたVVVFインバータ制御車ですが、
車両製造コストがかかるため、
少数投入されただけで製造中止になってしまいました。


両側ホームを出た後、複線になります。
そして、下り線の降車専用ホーム横を通ります。


新目白通りの上下線の間を走ります。


両側はビルに囲まれています。


坦々と走ります。

29(SA29)、面影橋(おもかげばし)Omokagebashi


面影橋電停の下りホームです。かなり狭いホームです。
都電の電車は路面電車ながら床が高く、
ホームの高さが高いのですが、
ホームにあがる通路はスロープになっています。
面影橋はすぐ北を流れる神田川にかかる橋の名前です。


面影橋の上りホームです。
ビルの谷間の薄暗い所にあります。


面影橋電停を出ます。


高戸橋交差点手前で急カーブになり、
新目白通りから別れます。


すぐに神田川を渡ります。
すぐ隣には明治通りが通っています。
そして、勾配をくだります。


明治通り沿いを走ると学習院下電停です。

下町を縫って・都電荒川線2

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