多カーブ通勤路線・京成松戸線1

京成松戸線は京成津田沼駅から松戸駅までの26.5qを結んでいます。
現在は京成電鉄の路線になっていますが、
2025年3月までは京成グループに所属する新京成電鉄の路線でした。
新京成電鉄時代は運賃が京成グループ中核の京成電鉄よりも安く、
京成電鉄より経営効率の良い状態が続いていました。
これは、平行して走る鉄道路線が殆どないばかりでなく、
JR常磐線、北総鉄道、東葉高速鉄道、
JR総武線など都心に向かう路線の乗換えが便利なため、
沿線の宅地化が進んだからです。

京成松戸線の特徴と言えばカーブの多い線形だと言えます。
場所によっては180度近くも向きを変える所があり、
直線で結べば京成津田沼〜松戸間はさほど距離がなくても、
カーブのため、かなり距離が増えています。
京成松戸線にカーブが多い理由は、
旧陸軍の鉄道連隊演習用の路線を再利用したためです。
カーブ区間の運転演習のためや、
演習路線の距離稼ぎに鉄道連隊はカーブを多くしたと言われています。
カーブが多いし、
平均駅間距離も短いので京成松戸線は遅いのだろうと思ってしまうのですが、
そうでもなく、カーブのカントをうまく設計して、
カーブでもある程度の速さで走れるようにしたり、
高加減速電車を導入して、スムーズな運転を行っていたりしているので、
路線状況の割りに遅くはありません。
今でこそ各駅停車のみが走ると言う、
単純なダイヤ構成になっていますが、
かつては、北総開発鉄道(現・北総鉄道)の列車が乗り入れていた時期もありました。
なお、2006年12月からは京成千葉線へ一部の列車が乗り入れています。

令和に入ったことから沿線人口の減少や高齢化、
北総鉄道や東葉高速鉄道へのシフトしたことによる利用客減少に加え、
京成グループの経営一元化のため、
2025年4月に新京成電鉄は京成電鉄に吸収されています。



24(KS26/旧・SL24)、京成津田沼(けいせいつだぬま)Keisei-Tsudanuma


京成本線は2面4線と側線、京成松戸線は島式2線となっています。
本線と松戸線は平行してホームがあるため、
乗り換えは跨線橋を渡るだけです。
2006年12月から京成千葉線と新京成電鉄(現・松戸線)の乗り換えの利便性をはかるため、
日中の千葉線の列車が新京成電鉄のホームにとまるようになりました。
津田沼(習志野市)の中心部はJR津田沼駅付近で、
京成津田沼駅周辺はマンションや住宅地ばかりであまり繁華街の雰囲気はありません。


京成津田沼駅を出発します。
ほんの少しだけ京成本線と併走しますが、
すぐに右急カーブになります。
なお、京成津田沼〜新津田沼間だけ単線になっています。


マンションの中を連続右急カーブで曲がります。
かなりゆっくりした速度で走ります。


一度カーブが終わりますが、すぐに今度は左急カーブになります。


左急カーブは一度直線になり、
JR総武線と交差します。橋桁は複線分あります。


JR総武線を交差すると、また左急カーブになります。
ここら辺から左手に引き上げ線が始まります。
引き上げ線は新津田沼止まりの列車を折り返すために設けられています。
かつてここは左急カーブでなく直線で前原駅付近に行っていたのですが、
国鉄津田沼駅(現・JR津田沼駅)に近付けるため、線形を変更しました。
そのため、京成津田沼〜新津田沼間は逆S字カーブになっています。

23(KS66/旧・SL23)、新津田沼(しんつだぬま)Shin-Tsudanuma


シーサスを通ると、新津田沼駅になります。
新津田沼駅は相対式2線になっています。
JR津田沼駅とは道路を挟んで至近距離にあるため、
JRとの乗り換え客が多いです。
そのため、京成津田沼駅よりも利用客があります。
ラッシュ時を中心にここ始発の列車もあります。
なお駅は大型量販店に挟まれていて薄暗いです。


新津田沼駅を出ると今度は右急カーブです。


雑居ビルの繁華街を抜け、住宅地になり、
急カーブはなくなりますが、細かいカーブは続きます。


比較的このカーブは速い速度で走ります。


ちょっとした直線を走り、成田街道を渡ると前原駅です。

多カーブ通勤路線・京成松戸線2

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