
大特集・グアム島の配電線4

さて、今度特別高圧線から配電線に注目します。
配電線の方は殆どピン碍子支持ですが、
碍子の規格が結構バラバラです。
電柱は写真のように木柱もありますが、
どちらかと言えば、コンクリート柱の方が多いです。
碍子などを装着するアームは腕金より腕木の方が多いです。

変圧器への引き上げ線に挟まれるのは、
日本のような自動操作のカットアウトではなく、
手動操作の断路器になっています。
変圧器に引き込まれる部分のブッシングは大きくて目立ちます。

この配電線柱はコンクリート柱ですが、
アームは腕木になっています。
碍子は大きめのピン碍子を使っていますが、
写真右側2線に比べて、左側1線の碍子はやや小さいです。
碍子の色は白もありますが、
ダークブラウンのものもあります。

この配電線柱は真ん中の線の碍子が小さくなっています。

引き下げ部のジャンパー線支持のピン碍子は白なのに対し、
耐張碍子はダークブラウンになっています。
耐張碍子は懸垂碍子を2連繋げたものが多いです。

この配電線柱は配電線に対して電柱の高さが高いです。
これはかつて、上に特別高圧線を支持していたからだと思われます。

空中分岐部です。
日本では見られないようなボルコンを接続部に使っています。
そのボルコンには特にカバーを取り付けていません。
真ん中の配電線のジャンパー線支持は右側だけ碍子の形状が異なり、
長細いものになっています。

変圧器への引き上げ線がヘロヘロです。
耐張碍子は白色で、腕木に支持されています。
高圧線より低圧線の方が電線が太いことが特徴です。

この配電線は3相3線式ですが、
碍子が4個有り、ダークブラウンのものだけ電線が支持されていません。
昔は3相4線式で中性線を撤去したのだと思われます。
そう考えると、撤去された電線の支持碍子だけダークブラウンなのが納得いきます。

分岐部の配電線です。
本線側の碍子は引通碍子で、細長いものを使用していますが、
分岐側の耐張碍子は大きい懸垂碍子2連を使用しており、
双方のギャップが大きいです。

こちらの配電線柱は、分岐側の耐張碍子が統一されていません。
懸垂碍子2連の耐張碍子はダークブラウン塗装されています。
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