大特集・グアム島の配電線3


上から11万5千ボルト特別高圧線、
3万4500ボルト特別高圧線、高圧配電線の3段になっている装柱です。
高圧配電線がクロスしているので、
高圧配電線同士をジャンパー線で接続しています。


下の高圧配電線が別方向に行っている部分です。
高圧配電線のみ進路を変えるので、
高圧配電線支持のみの電柱があります。
この電柱は2連の懸垂碍子になっています。
また、碍子の色は焦げ茶色になっています。


縦型装柱です。
下の特別高圧線は外されていて、
何も支持していない碍子が寂しい感じです。


こちらは下の特別高圧線を支持していた碍子が取り外されています。


上の配電線の耐張碍子装柱です。
特別高圧線の耐張碍子は懸垂碍子を連ねたものですが、
ジャンパー線支持は長幹碍子になっています。
やはり、下の特別高圧線を支持していたと思われる部分は碍子が外されています。


マイクロネシアモール付近にて。
手前最上段の特別高圧線も後ろの特別高圧線も11万5千ボルトになっています。


こちらも特別高圧線併架の配電線です。
下の高圧配電線の碍子に特徴があります。


碍子は溝がありますが、
おそらく放電クランプ付きだと思います。


手前は11万5千ボルト特別高圧線、
3万4500ボルト特別高圧線、高圧配電線の3段セットになっています。
奥は11万5千ボルト特別高圧線と2回線の高圧配電線です。


上と同じ配電線路の写真で、
この写真は手前側が分かりやすくなっています。


変電所です。
こういったミニ変電所がグアム島内各所にあります。
引き込み部の撮影を逃してしまったのですが、
碍子の数から言って、
3万4500ボルトの特別高圧線を引き込んでいるのだと思われます。
なお、ここの変電所名はタモン変電所と言うらしいです。


グアム島の配電線は殆ど地中化されていないのですが、
ぺール・サン・ビトアーズロード周辺は地中化されています。
そのため、日本の地中配電線と同じように、
各所に配電ボックスが設置されています。
中には変圧器などが入っていると思われます。
日本の配電ボックスには注意書きなどは殆ど付いていないのですが、
グアム島は物々しく、
「危険!!高電圧、中に入るな。」
と言う注意書き札が取り付けられています。


グアム島の電気メーターです。
Landis+Gyr社製のグリッドストリームRFと言う製品名です。
240ボルト60ヘルツ用です。
なお、グアム島は全域周波数が60ヘルツで、
低圧動力線が240ボルト、低圧電灯線が120ボルトになっています。
日本は低圧動力線が200ボルト、低圧電灯線が100ボルトなので、
日本の電圧よりグアム島の電圧は1.2倍高くなっています。
そのため、日本の電気製品を使う場合は、
使用電圧範囲をあらかじめ知っておく必要があります。

大特集・グアム島の配電線4

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