
大特集・吾妻川水系の水力発電所7
TAKE15、東京電力・松谷
最大出力25,400kW/昭和4年完成

松谷発電所は八ツ場(やんば)ダム建設予定地のやや下流にあります。

建物の裏に導水管があります。
結構太い導水管です。

松谷発電所の建物です。
4階建てでかなり大きな建物です。

発電所建物の下部です。
導水管から出た水が一瞬だけ水路を通ります。

変電所はかなり大型で、変圧器も大型のタイプを使っています。
川中発電所からの送電線もこの変電所に合流しています。
TAKE16、東京電力・厚田
最大出力1,300kW/大正3年完成

さて、今度は吾妻川の下流部の発電所を見てみたいと思います。
まずは、厚田発電所です。

厚田発電所の導水管です。
古くて細い導水管です。

最後の急落差の先に厚田発電所の建物があります。

建物は波形スレート製の倉庫みたいな小さい建物です。
なお、この発電所には変電所はなく、分岐している送電線もありません。
TAKE17、東京電力・原町
最大出力27,400kW/昭和12年完成

次は原町発電所です。

出力の大きい発電所なので、導水管は2本あります。
余水管の1本を含めて3本ともかなり太い管です。

原町発電所の建物は崖の下にあります。
奥には箱島発電所の取水堰が見えます。

変電所は複雑な構造になっています。
分かりにくいのですが、手前の2導体1回線の下からくる線が、
原町発電所で発電した電気の送電線です。
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