
大特集・吾妻川水系の水力発電所3
TAKE5、群馬県営・熊倉
最大出力2,900kW/平成6年完成

ここからはしばらく吾妻川の支流、
白砂川系統の発電所を追ってみたいと思います。
白砂川系統の発電所で一番上流にあるのが熊倉発電所です。
結構分かりにくい所にあるばかりでなく、
細い道を山奥まで進んでいくので、
かなり行き着くのに大変な発電所です。
なお、発電所自体は立ち入り禁止で撮影できません。
そこで、約10KMも大迂回して発電所の導水管上部から撮影を試みます。

上の看板横は盛土になった道路が続いているのですが、
これはただの道路でなく、下には導水管が通っています。

やがて道路は終わり、導水管から水路になります。
水路は写真の建物に続いています。

建物裏には取り除いた落ち葉や不純物を排出する装置があります。
一定時間ごとに上のベルトコンベアがグイーンと動き出し、
取り除いた落ち葉などをバサバサ下に落とします。

(フェンス越し撮影)
建物からは発電所に続く導水管が出ています。
ここからかろうじて発電所の建物が見えます。
導水管は途中、川を一回渡っています。
そのため、発電所の建物は川の向こうにあります。

まだ新しい発電所なので設備が新しいです。
この発電所からは1回線の送電線が出ています。
TAKE6、群馬県営・矢倉
最大出力7,800kW/昭和58年完成

次は矢倉発電所です。

矢倉発電所の導水管と発電所建物です。
導水管は茶色で環境塗装がされています。
取水は上流のいくつかの沢から行っています。

変電所部分です。手前に小型の変圧器があります。
1回線の送電線が出ています。
TAKE7、群馬県営・湯川
最大出力8,200kW/昭和40年完成

湯川発電所は矢倉発電所の下流にあります。
導水管は地中にあるため見えません。
なお、導水管の水は品木ダムから取水しています。

ここも1回線の送電線が出ています。
TAKE8、群馬県営・広池
最大出力4,200kW/昭和61年完成

次は広池発電所です。

比較的前に出来た発電所なので、
導水管は古めです。

発電所建物と変電所です。
建物はあまり大きくなく、出ている送電線も1回線です。
発電所周辺は綺麗に整備されています。
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