
大特集・里川水系の水力発電所4

TAKE10、東京発電・花貫川第二
最大出力750kW/大正9年完成

次は花貫川の発電所です。花貫川もいくつか発電所があり、
興味深い発電所間送電線などが見られます。
花貫川第二発電所は一番上流にあります。

建物はかなり小さいです。

導水管は発電所建物裏にあり、結構急な角度です。

花貫川第二発電所からは発電所間送電線が出ています。
下には「●▲■」のセンス表示があります。
花貫川第二線と言う路線名だそうです。

発電所間送電線は花貫川第一発電所に続いています。
架空地線は1線で、耐張碍子は1個、パンザマストの送電線柱が主体です。
TAKE11、東京発電・花貫川第一
最大出力630kW/大正7年完成

花貫川第一発電所は花貫ダムの少し下流にあります。
しかし、この発電所は花貫ダムの落差を利用して発電している発電所ではありません。

ここの発電所は東京発電によく見られる形の建物になっています。

導水管です。山の上から道路をくぐり、建物に引き込まれています。

写真右の発電所間送電線は、花貫川第二発電所からの線で、
写真の送電線柱で花貫川第一発電所の線と合流し、
2回線となります。

引き通し碍子はクランプ碍子のようになっています。

国道に沿って発電所間送電線は続きます。
送電線柱2本支持が多いのですが、
一部は1本支持になっています。
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