
大特集・芝川水系の水力発電所7
TAKE12、東京発電・大倉川
最大出力1,900kW/大正8年完成

大倉川発電所は芝川の支流の大倉川沿いにあります。

この発電所は分かりにくい場所にあります。
建物が古そうです。

大倉川発電所の導水管です。薄暗い斜面にあります。

発電所裏からCVT発電所間送電線が分岐しています。

CVTは僅かの区間で終わり、
すぐ通常の架空線になります。

途中から架空地線が始まります。
架空地線はGWキャップで支持しています。
こうしてみると、東電の配電線と見た目が変わりません。
ただ、開閉器は小型のものになっています。

引き通し碍子はクランプ碍子ではなく、
中実碍子になっています。
TAKE13、東京発電・観音橋
最大出力970kW/大正13年完成

観音橋発電所です。

観音橋発電所の導水管です。
最初は急角度で、最後の方はかなり緩やかな角度になっています。

大倉川発電所からの発電所間送電線に、
地中から引き上げた観音橋発電所からの発電所間送電線が合流します。
TAKE14、東京発電・猫沢
最大出力400kW/昭和26年完成

猫沢発電所は観音橋発電所からやや下流にあります。

猫沢発電所の建物です。裏側に導水管があります。

猫沢発電所から分岐している線は1回線の発電所間送電線です。
変電所の変圧器が小型です。
手前の注意看板はぴかちゃんでなく、
東京電力標準のおうむ君になっています。
下流部の東京発電の発電所は殆どおうむ君に交換したようです。

猫沢発電所から分岐した発電所間送電線はすぐにCVTになります。

発電所間送電線は発電所の放水路に沿って続いています。
この発電所間送電線は北原発電所に繋がっているのですが、
猫沢発電所と北原発電所は200〜300メートル程度しか離れていません。
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