
大特集・芝川水系の水力発電所8
TAKE15、東京発電・北原
最大出力1,100kW/大正11年完成

猫沢発電所からのCVT(写真手前)、大倉川・観音橋両発電所からの線(写真右)、
大鹿窪発電所からの線(写真左)がここで地下に潜ります。
この地点が北原発電所で、
東京発電の芝川下流部分ではメインの発電所になっています。

北原発電所の看板です。

建物は東京発電おなじみの建物ですが、
ここは少しこぎれいになっています。

北原発電所すぐ横には東京電力の北原変電所があります。
東京発電の下流5発電所で発電した電気をまとめている変電所です。

北原変電所からは2回線の送電線が分岐しています。

大鹿窪発電所から来ている発電所間送電線です。
こちらは少し変わった装柱があります。

ピン碍子支持のものもあります。
2つの横腕金で三角配置している面白い装柱です。

小型LP碍子支持や通常の耐張碍子支持など色々あります。
TAKE16、東京発電・大鹿窪
最大出力770kW/昭和3年完成

大鹿窪発電所は芝川沿いの東京発電の発電所の中では一番下流にあります。

建物は比較的新しいです。高さが3階分あり、やや大きい建物です。

大鹿窪発電所の建物裏から北原発電所への発電所間送電線が分岐しています。

発電所間送電線の下は大鹿窪発電所の導水管ですが、
この導水管にはサージタンク(写真左側の銀色の塔)があります。
サージタンクは発電所が急に停止した時、
水圧で導水管が破裂しないようにするためにあります。
サージタンクは比較的長い導水管に採用されます。
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