大特集・里川水系の水力発電所1
久慈川水系里川は茨城県北東部に流れている川なのですが、
東京発電のローカルな発電所が点在しています。
都心から遠いですが、比較的まわりやすいので、おすすめのコースです。
この特集では花貫川と大北川の発電所も合わせてご紹介します。
TAKE1、東京発電・徳田
最大出力650kW/大正15年完成
徳田発電所は里川の発電所で最も上流にある発電所です。
発電所の建物は木造でかなり古いです。
有形文化財にも指定されているそうです。
導水管は細いですが、角度は急です。
徳田発電所の建物から1回線の発電所間送電線が出ています。
発電所間送電線は殆どパンザマストになっています。
発電所間送電線ですが、架空地線が2線あります。
送電線柱中ほどには通信線もあります。
耐張碍子は1個が標準です。
引き通し碍子はクランプ碍子の小型バージョンのようになっています。
発電所間送電線は小里川発電所に向かって続いています。
やがて発電所間送電線は小里川発電所建物に引き込まれます。
TAKE2、東京発電・小里川
最大出力1,000kW/大正15年完成
徳田発電所の次は小里川発電所です。
こちらも歴史のある建物ですが、フェンスがものものしいです。
この発電所も有形文化財になっています。
徳田発電所と合わせて1回線送電線分の発電量です。
この発電所の導水管は建物裏にありますが、
杉林に囲まれていてよく分かりません。
1回線の送電線は2回線の大子線に繋がっています。
大子線はこの先、中里発電所まで付き合うことになります。
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