大特集・芝川水系の水力発電所1
富士川水系芝川は富士山麓の朝霧高原から富士宮市を縦断して、
JR身延線芝川駅付近で富士川と合流する川なのですが、
この川沿いにはやたら発電所があり、電線ネタで飽きることのない所です。
変わった装柱の送電線柱や鉄塔、その他もろもろなんでもあり、
送電鉄塔・送電線柱の装柱を知るには良いところです。
今回の特集ではこの芝川沿いにある発電所等を徹底的に取材し、
かつてないスケールで皆様にお届けいたします。
先ずは発電所に関係のない、西富士配電総合技能訓練所を紹介します。
この訓練所は東京発電の大棚発電所すぐ横にあります。
訓練所の建物です。敷地内には訓練用配電線が沢山あります。
手前の配電線は3回線になっていて、
2回線はCVTになっています。
訓練用配電線なので電気は流れていないと思います。
入り口横の配電線は2回線で1回線はCVTになっています。
中心部は配電線が錯綜しています。
やたらにCVTが多いのですが、
東電はCVT装柱の訓練に力を入れているのでしょうか?
敷地中央部では訓練で使う変圧器が山積みにされています。
大棚発電所から。
訓練所敷地は関係者以外立ち入り禁止なので奥まで見ることが出来ないのですが、
結構広範囲のようです。
TAKE1、東京発電・大棚
最大出力630kW/昭和20年完成
大棚発電所は芝川の一番上流にある発電所です。
導水管上部の水門は、技能訓練所の入り口からよく見えます。
大棚発電所の導水管です。結構太いですが、
傾斜は緩めです。
大棚発電所の建物です。
こじんまりとした建物です。
大棚発電所から発電所間送電線が出ています。
(写真手前の方の電柱の線)
発電所入り口のぴかちゃんです。
東京電力はすでにおうむ君になっていますが、
子会社はまだぴかちゃんを使っているようです。
発電所間送電線の碍子は中実碍子で、架空地線はありません。
その他、通常の東電配電線から分岐した低圧線が下にあります。
これは発電用水路のモーターなどに電気を供給している線です。
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