電線・銅山ファン必見!秘境足尾4

多回線配電線はさらに奥へ伸びていっているので、追跡します。
多回線配電線の奥に一回線送電線があります。
山の上から左にある変電所に向けているので、
上の腕金の耐張碍子は上向きになっています。

変電所を眺めながら坂を登っていきます。

ここらへんの多回線配電線は2本の腕金で、
2回線分が整然と配置されています。

引留碍子部分はこうなっています。

いつのまにか4回線から6回線に増えます。
まさに「ハエタタキ」の装柱になります。
変電所に逆行して回線が増えるのが変です。
しかし、一番下段の左の一回線は、
2線分(単相交流?)で電線がなくなっています。

この引留碍子部分は、2本の柱で支持しています。
珍しく変圧器があり、
ここから下流方向に電灯線が100メートルほど伸びています。

細い電線がすっと伸びています。これが多回線配電線の醍醐味でしょうか。

しかし、この多回線配電線は、この建物でいきなり終わってしまいます。
多回線引き込むほど大電力を消費している建物に見えませんが・・・。
建物は古すぎて変形しており、左右の扉の位置関係もおかしくなっています。
何れ全壊するでしょう・・・。

上の建物から先は廃村地帯です。
昔は「足尾本山」という集落があったそうです。
昔の地図を見ると、病院やアパートなど相当賑やかだったようですが、
現在残っている建物はこの建物しかないようです。
残っているこの建物もぜんぜん手入れがされてなく、半壊しています。

住宅はすでになく、石の土台しか残っていません。
この道は神社への道ですが、あまり人が通っていないようです。
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