電線・銅山ファン必見!秘境足尾5

下流のわたらせ渓谷鐵道通洞駅付近にもおもしろ配電線があります。

追跡すると6回線に増えます(うち2回線は2線)。
この装柱はぼろい建物の上に立っています。

上の写真の建物の反対側です。
こちらは耐張碍子になっています。

レンガの懐かしく古い建物。これらぼろい建物はもと鉱山の施設だったものです。
足尾はなぜこのような使われていない古い建物を残しているのでしょうか。
文化財保存のためならもう少し手入れをしてもいいのに・・・。
この建物は天窓の所から配電線を引き込んでいます。

そのうち変電所の建物に引き込まれます。

なんかこの建物からいっぱい電線が分岐しているのですが・・・。

・・・!?なんじゃあこれは〜!!7回線もあるじゃないか!!
さすがに3本の柱でないと支持出来ません。

多回線配電線は坂の上に向かってのびていますが、
すぐ終わってしまいます。

変電所から沢山の配電線が分岐していますが、
それを賄っている送電線はこの1回線送電線だけです。
この送電線鉄塔は東電にはない変わった形です。

上の一回線送電線は、なんと建物の上にある鉄塔に向かっています。

建物の上にある鉄塔。このビルも変電所施設です。
鉄塔はさび止め剥き出しでみすぼらしいです。
下のビルも古く、
形状から昭和初期(一ケタ台?)に建てられたものと思われます。
おまけ

渡良瀬遊水地です。足尾の鉱毒を防ぐため、
旧谷中村などを廃村にして造りました。
田中正造は、「鉱毒を防ぐのは遊水地建設ではなく、閉山だ!」と主張し、
最後まで、この遊水地建設に反対していたそうです。
現在は洪水を防ぐ働きとともに、いろんな生物の楽園と化しています。
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