電線・銅山ファン必見!秘境足尾1
栃木県日光市「足尾」は前回特集した、秘境清滝の隣町で、
2つの町は、日足トンネルをはさんだ形であります。
隣と言っても、距離にして20キロメートル程あり、車でも30分ほどかかります。
足尾は清滝とまた少し違った電線魅力があり、
かつての鉱山の栄華を今の寂しげな電線たちが物語っています。
足尾の奥地は、鉱山の爪あとが生々しい禿山が広がっています。
ここら辺が渡良瀬川源流で、記念碑が静かに立っています。
記念碑の反対側の崖には早速興味深い配電線柱があります。
幅広い腕金2本と補助腕金1本が2本の柱に渡っています。
一回線送電線のような装柱ですが、耐張碍子は配電線型です。
鉱山住宅。ほとんど空家で荒れています。
家の周りは草生し、人気はなく、猫だけが徘徊しているだけです。
鉱山住宅にある配電線柱の変圧器は油まみれで黒ずんでいます。
廃墟化した住宅に手入れされていない配電線装柱が哀愁を漂わせます。
鉱山住宅の家のひさし裏の引込線。
今はこのような、
単相交流2線の電線をそのまま引き込んでいるものはなかなか見られません。
ひさし裏の碍子もいいですね。
ピン碍子配電線柱。
変圧器も引込み線も電灯線等もないのでさっぱりしています。
この配電線柱の真上に東電の電線が通っています。
枯れ木と寂しい配電線柱。
変圧器からいきなり引込線です。
木の配電線柱。錆びた腕金で昔懐かしき腕金装柱です。
2回線の電線間隔は互い違いにしてあるのがみそでしょうか。
こちらはコンクリート柱で、中実碍子とちょっと新目です。
こちらは引留碍子版。一箇所引留碍子が腕金からはずれています。
はずれても下に落ちないのですね。
ジャンパー線がそのまま本線になってしまっています。
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