電線・鉄道ファン必見!秘境白岩3


一見この写真はなにがなんだか分からないのですが、
実は鉱山モノレールのレール写真です。
このモノレールはモノラックと言い、
急斜面を登るのに最適な乗り物です。
手前の切れているレールは廃線していますが、
奥のレールは今も鉱山関係者が使っています。


レールは下の鉱山施設から採掘場へ向かっています。


線路はコンプレッサー室とハイキングコースの間をすりぬけて通っています


斜面にそって線路は敷かれています。
ハイキングコースのすぐ脇なので、線路の観察がしやすいです。
なお、奥の建物は廃屋で誰も住んでいません。


レールは結構ぐにゃぐにゃしています。
しかも、アップダウンも激しいです。
となりのハイキングコースも、石がごろごろあって足場が悪いです。


線路の横の登山道には落石避けのネットまであり、恐ろしいです。


レールを近くで撮影。かなりの勾配です。


途中には勾配標識があります。
普通、鉄道はパーミル
(水平距離1000メートルで何メートルの高さを登る(くだる)かを表した単位)
を使うのですが、ここでは単位に「度」を使っています。
ここは20度の坂です。
ちなみにパーミルに換算すると、
tan20度=X/1000
X=1000×tan20度
X=約364パーミルになります。
やはりすごい勾配です。


ここは橋梁です。かなりひ弱そうです。これで大丈夫なのでしょうか?


登山道がモノラック線路の下をくぐるところはガード(?)になっています。
ガードと言っても、ただレール下に防護金網があるだけですが・・・。


しばらく線路脇で佇んでいると、
おや?コンプレッサー室の脇から車両らしきものが・・。


これが鉱山用モノラック車両です。
4個の椅子のある簡単な車両に、
動力源の赤いモーター機関車(?)がついています。
機関車は常に坂上方向に連結されています。


たて続けに車両がきました。
この車両はビニール屋根が青く、2人乗車していました。
モノラックは鉱山関係者の移動手段に使っているようです。
モノラック車両は方向転換が出来ないらしく、
採掘場から鉱山施設へ下るときはバックで進みます。
下り坂をバックで進むのはなんか怖いです。
でも、採石マンは後方確認をしていませんでした。

電線・鉄道ファン必見!秘境白岩4

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