電線・鉄道ファン必見!秘境白岩4
発破の注意を促す看板。白岩集落に入る寸前に立っています。
発破するときはサイレンが鳴るようです。
発破は白岩集落の裏手約500メートルの露天掘り採掘場で行っているので、
登山道から離れると危険なようです。
昭和46年の看板なので、30年以上砕石を行っているのですね。
私は何度かここを通っていますが、発破作業は見たことがないので、
最近は発破をあまりやっていないのかもしれません。
鉱山を抜けると白岩の集落に着きます。
でも、ここは廃村で、人は住んでいません。
あまりにも不便なところなので、
廃村になった理由も簡単に推測できますが・・。
上の建物は土産物屋「しらとり」だったらしいです。
この先の鳥首峠のハイキング客を目当てに営業していたと思いますが、
鳥首峠への登山道を歩くハイカーもまばらで、営業してても赤字だったでしょう。
木陰の中に廃墟が・・・。日も当たらずじめじめしていて住みにくそうです。
この家はボロボロに崩れ去っていて、家の形を失っています。
お風呂だけぽつんと原型を保っています。
この集落で一番状態の良い廃墟。
この家はアンテナがあり、配電線、電話線が繋がっていることから、
最後まで人が住んでいたと思われます。
集落の中心部にある消火栓。
消火栓は、この集落にむかう途中の鉱山モノラック線路の脇にも見られます。
最後の写真は、採石している山(白岩)です。
岩肌剥き出しの荒々しい山です。
「なんとこの辺には白岩以外に廃村がいくつかある!」
実は、ここら辺の廃村は白岩だけでなく、他にもいくつか点在しています。
一部紹介します。
山中
名郷から白岩に向かう途中で分岐する山中林道を進むと着きます。
山奥の少し開けたところにあります。
ここにあった家々は壊され、土台や石垣だけが残っています。
ここは名水が湧き出るらしく、よくハイカーが水を汲んでいます。
私が行ったときは、途中で橋が崩落していたので歩きましたが、
普段は車で行けます。
冠岩
白岩から鳥首峠を越えると辿り着きます。
ここは倉庫用に一部家が残っています。
車で行くのなら、秩父の浦山から行きます。
しかし、名栗湖への林道分岐点から分岐する冠岩への林道は、
たいてい通行止めになっているので、途中から歩くことになります。
●白岩へ行く方へ
白岩に行くにはいくつか注意があります。お読みの上お出かけください。
1、鉱山への問い合わせ、作業員への聞き込み調査はやめてください。
2、鉱山内はハイキングコースから外れないようにしてください。
鉱山は露天掘りで、ダイナマイトで発破作業をしているので、危険です。
また、がけ崩れの心配もありますので、
ハイキングコースを外れないようにしてください。
3、白岩の廃屋には立ち入らないでください。
廃村白岩の建物はどれも崩壊寸前ですので、立ち入ると危険です。
外から眺めるだけにしてください。
(結構守らない人いるんだなあこれが・・・。崩れて事故にあっても保障はありません!)
4、その他、ハイカーのマナーを守ってください。
たばこの投げ捨て、ごみを置いていくなどの行為はやめてください。
また、鉱山施設に立ち入ったり、機械に手を触れないでください。
川柳五七の電線のページ4へ戻る
川柳五七の電線のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ
|