富岡製糸場の電線ネタ1

世界遺産の富岡製糸場、
古い建物なので、古い電線ネタも豊富にあります。




富岡製糸場正門付近の配電線柱です。
地中から電線が引き上げられています。
かつては手前方向にも配電線があったような形跡の腕金があります。


構内配電線は木柱が多いです。
写真の配電線柱は高圧線が分岐しています。
耐張碍子は耐張碍子カバーがありません。
最初の写真のコンクリート配電線柱の耐張碍子には耐張碍子カバーがあるので、
カバーが無いのは、古い配電線の装柱と言えます。
なお、配電線の低圧線は横方向に配列されています。


二本の木柱を腕金で渡し、
門形にしている配電線柱です。
支線も各方向にあり、
強度強化をしています。


分岐側には一見、架空地線のような物がありますが、
これも高圧配電線の相のうちの1線です。


下には錆びた腕金が渡されています。
一部碍子が残っていますが、
何れも電線が切れています。
昔はここに変圧器が載っていたと思われます。


敷地の端でひょろひょろと配電線が引き下げられています。
この配電線柱も木柱です。
配電線柱はツタに絡まりまくっています。


引き下げ先には金網に囲まれた変圧器があります。
右側の3個の変圧器は相毎に分かれているタイプです。


高圧線建物引き込み跡です。
かつて手前の腕金に高圧線の耐張碍子が接続されていたと思われます。
また、ここには開閉器もあったと思われます。


電線が沢山引き込まれている変電室の建物です。
屋根の軒天には茶台碍子が吊されています。


建物に付けられた外灯が懐かしいタイプです。


変電室の中です。断路器や変圧器などが見えます。


木製ブレーカのレバーがある機器の奥の床には、
電線と碍子が無造作に置かれています。


ブレーカーと電気メーター、左側にはカットアウトが見えます。


上の写真の上の方に電気機器操作の注意事項が書かれた紙が貼ってあります。
「電氣係」、「電壓計」、「行ふこと」、「スヰッチ」、「アンペーア」とかの表記が古さを感じます。

富岡製糸場の電線ネタ2

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