南川越変電所と南狭山変電所1
今回は電源開発(Jパワー)の南川越変電所と、
東京電力の南狭山変電所をご紹介します。
この2つの変電所も新所沢変電所&中東京変電所と同じく、
送電ファンにとってはベタな送電ネタです。
まあ、「あちこちのサイトに載っているよ!」とおっしゃらずにご覧下さい。
なお、この特集は変電所のみに絞って紹介します。
各送電路線の追跡は他のサイトをご覧下さい。
南川越変電所と南狭山変電所は比較的近いですが、
新所沢変電所〜中東京変電所間の距離に比べると離れています。
南川越変電所は西武新宿線の南大塚駅から、
南狭山変電所は西武新宿線の入曽駅が最寄り駅です。
どちらも徒歩20〜30分かかります。
それにしても、南狭山変電所は夥しい数の送電線路が入出していて複雑です。
先ずは電源開発の南川越変電所を見てみたいと思います。
結構敷地は広く、変電所のほかに電源開発の社宅や公園もあります。
南川越変電所のマイクロ波アンテナです。
この変電所は南東部から時計回りに見てみます。
先ず、目に付くのはこの4回線送電線です。
路線名は群馬幹線です。
上の2回線が本家の群馬幹線で、
下の複導体2回線は京北線です。
群馬幹線はなんと群馬県渋川の金井発電所から続いています。
(金井発電所は弊サイトの吾妻川水系の水力発電所で紹介しています。)
京北線は草加の京北変電所まで繋がっています。
群馬幹線が南川越変電所に引き込まれる部分です。
京北線はこの部分だけ単導体です。
そして、群馬幹線のすぐ横から出ているのがこの複導体2回線の送電線です。
志木線と言って戸田変電所(・・・と言っても板橋区)まで続いています。
なお、南川越変電所は1次側(入り側)2次側(出る側)とかの区別がバラバラで分かりにくいです。
志木線が出ている部分です。崖の上にあるので、計器用変成器しか見えません。
そして、志木線とともに出ている単導体2回線の線は狭山線です。
昔は重要な送電線路だったようですが、
今は単なる送電線路になっていて、
武蔵藤沢変電所など配電用変電所に直接分岐するなど、
すっかり落ちぶれています。
この送電線は入間の豊岡変電所に繋がっています。
志木線、狭山線が出ている部分です。
やはり手前の計器用変成器しか見えません。
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