
港北変電所と京浜変電所20

各線の引き下げ部から先は計器用変成器、
避雷器、断路器、遮断器、断路器の順に並んでいるのですが・・・

東京南線1・2号線と京浜線2号線は避雷器と計器用変成器の位置が逆になっています。
変電機器周囲には碍子洗浄機の管があちこち張り巡らされています。

そして、もっと不可解なのは、
京浜線1号線で、
この線だけ何故かガス絶縁開閉装置に引き込んでいます。
共架している2号線が在来方式で、
1号線がGISと言うのはなんだか中途半端な感じを受けます。

横母線は南側2路線と北側2路線の接続部間に遮断器と断路器があります。

変電所北側から見た東側に接続する各線です。
ガス絶縁開閉装置は京浜線1号線が接続する北東部だけで、
後は在来方式です。
一番手前に地中線で使う絶縁油(DDB油)の管が9本あるのですが、
この管には「南川崎線」と書かれています。
先ほどの南川崎変電所に向かう南川崎線はこの地点から出ていると言うことになります。
なので、北東部のガス絶縁開閉装置は京浜線1号線だけでなく、
南川崎線も使っている事が分かります。
南川崎線が出来た昭和61年にこの部分だけGIS化したのだと思われます。

ガス絶縁開閉装置の一番北側(写真手前)が南川崎線の接続部になっています。

ガス絶縁開閉装置の後もガス絶縁開閉装置のガス管が続いています。
後に続いているガス管は2×2本です。

鉄構下にガス絶縁開閉装置のガス管が通っているのは変な感じです。
手前のブッシングはガス管から横母線に電線を引き上げています。

鉄鋼の下を蛇のようにガス管は通っています。
ガス管の後は断路器が並んでいます。

1次側鉄構終端部でガス管の線は全部横母線に引き上げられ、
終わります。

ガス管の終端部です。
引き上げのブッシングがあります。

ガス管の通っている所は鉄構があり、
横母線が通っているのですが、
遮断器や断路器は全くないので、
下は殺風景になっています。
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