
港北変電所と京浜変電所15


川崎変電所を目指して綱島変電所から出ている島崎線を追跡します。
途中、下の2回線からジャンパー線の繋がっていない2回線の送電線が分岐しています。
この送電線は京南線で、
京南変電所跡地にある、東京電力技術開発本部までの送電線です。
この線は電気が流れてなく、全く使われていません。
撤去しないのはおそらく技術開発本部の研究用に使っているからだと思います。

川崎変電所に近くなると、
新川線が横に並びます。
新川線は川崎変電所とJR新鶴見変電所を結んでいる短い路線です。
川新線にしないのはJR(旧・国鉄)に配慮したからでしょうか??

新川線は川崎変電所手前で引き上げています。
島崎線はその後を回りこみ、
川崎変電所に接続します。

新川線の引き上げ鉄塔は6号鉄塔です。
鉄塔番号もJR新鶴見変電所から振られています。
鉄塔番号通りの方向に電気を流しているとしたら、
JR東日本から東京電力に電気を供給していることになってしまいます。
常識的にそれはありえないので、この線は鉄塔番号(自至)と、
電気の流れる方向が逆になっていると思われます。

島崎線の下の2回線は21号鉄塔から川崎変電所に引き込んでいます。

上の2回線は22号鉄塔を通った後、
川崎変電所に引き込みます。

島崎線引き込み部の鉄構はかなり錆びています。

島崎線引き込みの手前には絶縁油の油槽台があります。
油槽台があるということは、
この変電所からOF又はPOFケーブルの地中線が出ていると言う事になります。

油槽台から地中に油送管が通っています。
油槽台の落差を利用して絶縁油を流しています。

油槽台の更に手前に何も接続していない避雷器らしきものがあります。

避雷器後の鉄構はスカスカに開いています。
かつてはこの部分で送電線を引き込んでいたのだと思います。
送電線の位置関係から考えると新川線かもしれません。
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