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港北変電所と京浜変電所１１
さて、次は旭変電所です。
旭変電所と綱島変電所とは鶴見川を挟んだ至近距離の位置にあり、
徒歩でもすぐに到着します。
写真左の大きな機器が主変圧器です。
旭変電所の北東側では小倉線が出ています。
小倉線は２次側鉄構から直接出ています。
手前の機器は一見遮断器に見えるのですが、これは計器用変圧器（ＶＴ）です。
鉄構の次はこの門型鉄塔になります。
小倉線は北東方向に向かいます。
小倉線は旭変電所と京南変電所跡地（東京電力技術開発本部＆電気の史料館）
までの区間が架空送電線になっています。
しかし、京南変電所跡地より先の地中区間はどこに繋がっているのか分かりません。
小倉線の隣で地中線が引き下げられています。
表札には「新横浜第一環線」と書かれています。
「環線」と言う路線名から、
ループ受電（環状線）の送電線かと思われます。
小倉線の西側から引き込まれているのは綱島変電所で出た旭綱島線です。
旭綱島線は小倉線と同じ形の門型鉄塔を通るのですが、
接続位置が異なるので、
直接鉄構に接続せず、地中に引き下げます。
旭綱島線地中引き込み部分のケーブルヘッドです。
架台が貧弱な感じです。
その後にかなり古い計器用変圧器があります。
最初これを見たとき「日新電機製だな。」と思ったのですが、
ロゴをよく見てみると「Toshiba」でした。
（日新電機のロゴは東芝の旧ロゴを真似たのか？？）
古い計器用変圧器なので、東芝のロゴは筆記体になっています。
この東芝製の計器用変圧器はかなり貴重かもしれません。
旭変電所の２次側鉄構群です。
鉄構は東側の主変圧器を囲むように（北から見て）「コ」の字で配列されています。
左側が主変圧器です。
鉄構は白で塗装されています。
新しい鉄構は無塗装なので、
この変電所の鉄構は古いものだと分かります。
鉄構下は断路器がパラパラとあるだけで、
殺風景です。
昔はもっと断路器や遮断器があったと思うのですが、
一部をＧＩＳ化した時に撤去してしまったようです。
断路器は南側の鉄構下に沢山あります。
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