東電配電線柱写真集H1

今回も色々な東京電力配電線柱の装柱を見てみたいと思います。




腕金には鳥返しを敷き詰め、
ジャンパー線には電線用鳥害防止具SG型が厳重に巻かれています。
その他の部分はトマラインを主に使っています。
最近、こういった鳥害対策を施した配電線がかなり増えました。


この配電線柱の高圧線支持腕金を見たとき、「?」と思ったのですが、
これも鳥害対策用で、メッシュシートを腕金に覆うように巻きつけて、
鳥がとまらないようにしています。


トマラインが仲良く電線にとまっています。


電線用鳥害防止具SG型や鳥返しなど針だらけです。


三相とも高圧結合器を通している装柱です。
開閉器はなく、電柱側に子局が取り付けられています。
この子局は地絡方向検出のためにあるのかと思います。


低圧電灯線に変圧器?


この配電線柱はよく見ると、「発電設備連携引き込み柱」と書かれています。
太陽光などの自家発電の電気を電力会社に販売したり、
逆に発電出来ない時(太陽光発電の場合、天候不順や夜間など)は、
電力会社から電力を購入することを連携と言います。
なので、上の写真の変圧器は、
太陽光発電で発電した電気を、
商用電圧の100Vに昇圧する変圧器だということが分かります。
今後、このパターンの装柱が増えると思います。


高圧引き下げ線用の開閉器をわざわざD型腕金に取り付けています。


F型腕金を取り付けている位置よりはるかに高い位置で、
本柱と支柱を接続金具で接続しています。
これは、手前側で送電線の下を交差するため、
離隔距離保持目的で配電線の位置が低くなっているからです。


高圧配電線と架空地線が離れています。
昔は今の高圧配電線の上にもう1回線高圧配電線があったのだと思います。


真ん中の碍子取り付け位置が一つずれているため、
ちょっと腑抜けに見えます。


送電線と交差するので、
架空地線に代わり、遮蔽線が取り付けられています。
ここの遮蔽線は2線のみです。


上を交差する送電線は50万ボルトではなく、
27万5千ボルトなので、遮蔽線が2線なのかと思います。

東電配電線柱写真集H2

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