北東京変電所と岩槻変電所2
河北線3・4L号です。
やはりこちらも「L」が入っています。
河北線1・2L号と同じく、新古河変電所と北東京変電所を結んでいる線です。
なお、河北線3・4L号は下に小北線を併架しています。
小北線は猪苗代幹線の残党で、
栃木県の小山変電所と北東京変電所を結んでいます。
上の河北線3・4L号が27万5千ボルトで、
下の小北線は15万4千ボルトです。
河北線3・4L号の1号鉄塔です。
下の小北線は下に引き下げます。
河北線3・4L号はそのまま一次側の鉄構に引き込みます。
形態は河北線1・2L号と同じです。
一方、小北線は15万4千ボルトなので、
接続は二次側になります。
そのため、一旦地中に引き下げます。
後ろに一次側鉄構に囲まれるように二次側のガス絶縁開閉装置があるのですが、
おそらく、北側から接続する小北線やこの後の久喜線は、
このガス絶縁開閉装置に接続されているのだと思います。
一番北西側から来ているのは東京中線です。
東京中線は新坂戸変電所と北東京変電所を結んでいますが、
かつては中東京変電所(後に新所沢変電所)から来ていました。
東京中線の電圧は27万5千ボルトですが、2導体になっています。
比較的古い27万5千ボルト送電線は、2導体が多いようです。
なお、東京中線は下に久喜線を併架しています。
久喜線の電圧は15万4千ボルトです。
写真後の送電線は先の河北線3・4L号と小北線です。
東京中線はそのまま一次側の鉄構に接続されています。
久喜線の方は小北線と同じく一旦、地中に引き下げます。
久喜線引き下げ横には、
構内地中線用DDB油(絶縁油)の管がそれぞれの相毎に設置されています。
DDB油の管の横に油量を調整するバルブパネルがあります。
一次側の出入部後は断路器、遮断器、断路器の構成になっています。
遮断器はすべてガス遮断器です。
河北線3・4L号引き込み鉄構と東京中線引き込み鉄構の間を結ぶ母線です。
後に受水槽のタンクとNR中性点設置抵抗装置が見えます。
変電所北西側から見た一次側です。
一次側は在来方式です。
変電所北西側ではカバーに包まれたものが山積みにされています。
まあ、中身はPCB含有の変圧器などだと思いますが・・・。
変電所西側から見た変圧器群です。
変圧器は全部で7台あるようです。
何れも一次側は架空母線で引き込んでいます。
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