いざ!昭電へ!1
埼玉県秩父市の昭和電工(現・レゾナック)の特集です。
秩父市の影森地区を歩いていると、
おかしな1回線送電線に出くわします。
その「おかしな1回線送電線」とは昭和電工の送電線で、
昭和電工秩父水力発電所から昭和電工の工場までを結んでいます。
水力発電所を出た送電線は、
昭和電工の社宅(写真ピンクの建物)の所で一旦地中に潜りますが、
すぐ架空に引き上げて幅広い荒川を渡ります。
荒川の対岸の鉄塔です。
鉄塔の形が変わっています。
3線中1線は腕でなく、鉄塔自体で支持しています。
ここで東電の配電線柱に併架されていた発電所からの通信線が下に合流します。
その次の鉄塔です。
1回線の細い線を支持するには鉄塔の背が高く、大げさです。
1本だけ管型の背の高い送電線柱がありました。
設置は比較的新しく、道路新設工事に伴い、
元あった旧鉄塔にかわってこの鉄塔を新設したのだと思われます。
上の管型送電線柱の根元です。
土台はしっかりしています。
プレートには「NO.11」と書いてありますが、
特に路線名は記載されていません。
東電の送電線と交差する地点の鉄塔です。
腕がもう2線分あります。
この鉄塔では送電線が撚架(ねんか)しています。
この先、昭和電工の送電線は、
東電の秩父線、影森線とともに昭和電工の工場に向かいます。
なお、秩父線は奥秩父変電所から小川変電所へ、
影森線は秩父変電所から昭和電工の変電所へ繋がっている送電線です。
そして、昭和電工の工場付近で、上の影森線が下の秩父線と分かれます。
木に被って分かりにくいですが、
写真左側の鉄塔(前の写真の鉄塔の次の鉄塔)で、
秩父線2回線のうち、1回線のみが分かれます。
ただ、秩父線から分かれた送電線は、
次の鉄塔(写真右側)でのジャンパー線接続がされていません。
そのため、影森線が通常使用で、
緊急時のみ秩父線が使われているのだと思われます。
影森線と秩父線の分岐線(路線名不明)が昭和電工の変電所に引き込まれます。
なお、それぞれのアームが離れている線が影森線、
真ん中よりやや右側の大きな鉄塔が、
秩父線の分岐線です。
左の小さい鉄塔は、昭和電工の送電線です。
昭和電工変電所に引き込まれる、
昭和電工の送電線です。
この送電線の昭和電工変電所よりの4本はコンクリート柱になっていて、
GW支持は鳥居型になっています。
昭和電工の変電所です。
変電所は昭和電工の工場敷地内にあるのですが、
琴平神社、岩井堂参拝客は特別に敷地内の専用通路(グリーンベルト)が通れるので、
その通路から見ることが出来ます。
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