
新所沢変電所と中東京変電所8

新坂戸変電所は新しい変電所の割りに多くの路線を接続しています。
ただ、よくよく見ると、
既存の路線に出力増強目的で変電所を割り込ませたと言うことが分かります。
Jパワーの新坂戸線と坂戸川越線は元々は只見幹線と言う路線でした。
同じく、東京中線と東電新坂戸線も元々は同じ「東京中線」でした。
その他の路線も元々は1路線だったのですが、
新坂戸変電所を挟んだことで、路線が分断されました。

新坂戸変電所は平成2年に出来た新しい変電所なので、
断路器や遮断器等は期待していなかったのですが、
予想通り、遠くからでも分かる程巨大で複雑なガス絶縁開閉装置がありました・・・。
まあ、新坂戸変電所の敷地面積ではガス絶縁開閉装置でないと無理だと思いますが・・・。

西北方向から時計回りに見てみます。
先ずは4回線の送電線があるのですが、
これは群馬幹線と脇田線です。
上の腕金の立派な2回線が群馬幹線で、
下の腕金が短い2回線が脇田線です。
上の群馬幹線はこの変電所に接続されてなく、スルーしています。

下の回線の脇田線は新坂戸変電所に引き下げています。
しかし、また別の送電路線を引き上げています。

引き下げ部です。
各々の送電線は直接接続されていません。

札を見ると坂戸線とあります。
新坂戸変電所が出来る前、
脇田線と坂戸線は同じ路線だったと思われます。

次はこの4回線の送電線です。
この送電線は先の群馬幹線&脇田線などと比べると、
腕金の長さが同じで、重要度も同じ送電線をだと思われます。
鉄塔の札を見ると「東坂戸線」とあります。

東坂戸線の最終鉄塔です。

東坂戸線の引き下げ部は新坂戸変電所の入口すぐそばにあります。
防犯センサーがあるので近寄って見ることが出来ませんが、
札には「吉見線」とありました。
下の2回線は吉見線のようです。

次は黒碍子に黄色い架空地線支持腕金の特徴的な鉄塔のJパワー新坂戸線ですが、
この送電線は一旦新坂戸変電所の敷地を突っ切って南側で接続しているので後述します。
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