新所沢変電所と中東京変電所5


中東京変電所の事務所横にも主変圧器があります。
先ほどの2つの変圧器とタイプが異なります。


NR中性点接地抵抗装置とコンデンサの間に、
二次側の断路器と空気遮断器が見えます。


奥秩父線です。
秩父市荒川の奥秩父変電所から来ています。


奥秩父線は複導体2回線ですが、
最終の102号鉄塔と中東京変電所の間だけは単導体になっています。
この線は単導体で十分なのですが、
かつての多中線を流用しているため、
複導体になっています。


やはりここも整然と並んでいて、
奥に主変圧器があります。


西側から2番目の主変圧器は前面にブッシングのあるタイプです。


変電所西側です。
写真真ん中で奥秩父線、その左隣で中東京幹線、
一番左で中沢線が出入しています。


変電所を西側から見ると、変圧器がよく見えます。
変圧器は全部で6台あります。
中東京変電所は東西方向の敷地距離が約500メートルあるのですが、
100メートル程度を東電の資材置き場に使っているので、
実際は約400メートルです。
そのため、新所沢変電所に比べると狭く感じます。


変圧器の前にはガス遮断器があります。
変圧器手前は空気遮断器を使っていません。


南西側から2路線出ています。
一つはJR中東京・信濃川線です。
この線はJR前久保・武蔵境線に接続していて、
新潟にあるJRの発電所に不測の事態があったときの予備として使っています。


もう一つは武州線です。
4回線の鉄塔ですが、
武州線は上の2回線で、下の2回線は高麗川線です。


JR中東京・信濃川線と武州線は変電所の西北側で複雑に交差しています。
その交差地点には面白い鉄塔がいくつかあります。
一番変電所よりで、JR中東京・信濃川線の下を武州線・高麗川線が交差しています。
交差部の鉄塔は珍しい形になっています。
武州線・高麗川線は交差したあと、
すぐに4回線の太平洋セメント線(武州線より分岐)・高麗川線と2回線の武州線とに分かれます。


一方、JR中東京・信濃川線は奥秩父線の下を交差します。
交差部のJR鉄塔は恐ろしく低いです。


更に北側では、
武州線が奥秩父線の下を交差しています。


武州線は更にJR中東京・信濃川線の下を交差します。
武州線は至近距離で2回、JR中東京・信濃川線と交差することになります。
その後、武州線は中東京幹線と交差します。
交差部の鉄塔は高く、紅白鉄塔になっています。
更に奥に見えるのは新所沢線です。

新所沢変電所と中東京変電所6

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