新野田変電所と新京葉変電所6


ガス絶縁開閉装置は構内道路の両側にあります。
奥で引き上げられている送電線は北葛飾線と野田線で、
ともに北葛飾変電所に繋がっています。
北葛飾線引き上げ部にも管路気中送電線が使われていて、
写真右側のガス絶縁開閉装置から出ています。
北葛飾線は27万5千ボルトなのに対し、
野田線は15万4千ボルトなので、
野田線は旧・東東京変電所部分から出ていて、
北葛飾線引き上げ部まで地中になっているのだと思います。


道路南側のガス絶縁開閉装置はパイプが太いです。


ガス絶縁開閉装置で3本のパイプが並んでいる所は、
それぞれの相の線が引き上げられている所です。


複雑にパイプが配列されています。
新野田線を引き込んで北葛飾線を分岐するだけなら、
こんな大型のガス絶縁開閉装置はいらないので、
他にもいくつかの地中線がこの変電所から出ているのだと思います。


北葛飾線と野田線は、
上が北葛飾線、下が野田線になっています。
右手のごちゃごちゃしているところは調相設備です。


北葛飾線は4導体2回線、野田線は2導体2回線です。


ガス絶縁開閉装置から南に少し離れた所に調相関係の設備があります。


調相関係は静止型調相機の他、
同期調相機も使われています。


まあ、静止型調相機の方はいつもの日新電機のコンデンサと直列リアクトルですが・・・。


新野田変電所の新設超高圧変電所敷地の端に、
送電鉄塔の骨組みで使う鉄管が置かれています。
これから鉄塔を造るためのものでしょうか、
それとも解体した鉄塔のものでしょうか?


新野田変電所の新設超高圧変電所敷地の南側に隣接して三ヶ尾変電所があります。
普通の配電用変電所です。
さすがに超高圧変電所で局配も行なうと言うのはプライド(?)が許せないので、
別個に配電用変電所を設けたのだと思います。
でも、新野田変電所の局配部分と考えた方が良いような隣接ぶりで、
新野田変電所から何かしら地中送電線で繋がっていると思います。


この三ヶ尾変電所ですが、新しく造った変電所で、
管型母線などがまだピカピカに光っています。


母線は管型ですが、
遮断器と断路器は従来のものになっています。


管型母線のまま変圧器に繋がっています。


変圧器の隣に高圧開閉装置があります。
まだビニールで覆われています。

新野田変電所と新京葉変電所7

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