東電配電線柱写真集E5


鳥居型GWに支柱付きと言う懐かしさを感じる装柱です。
しかし、耐張碍子は中実耐張碍子になっています。


鳥居型GWの取り付け向きが電線に平行になっています。
腕金は若干傾いています。


下の回線の腕金には鳥害解消器の黄色いプロペラが付いています。


分かりにくいのですが、
この配電線柱の下の回線の腕金にも鳥害解消器が付いています。
電柱は交換前なのか交換後なのかよく分かりません。


上の回線と下の回線が開閉器を通して接続されている装柱です。
下の回線の腕金が上の回線の腕金に比べると短いです。
これは、上の回線から変圧器への引き下げ線を分岐しているため、
下の回線と変圧器への引き下げ線の離隔距離を保つため、
このようにしているのだと思います。


手前のF型装柱の配電線柱には、
ぶっつり切られた引き下げ線があります。
近くのビルが高圧線引き込みから低圧線引き込みに変わったため、
高圧線の引き下げ線が使われなくなったのだと思います。


右側の縦型装柱に注目です。
これは最近出来た線で、まだD型腕金は新しいです。
一番上の線のジャンパー線支持を、
D型腕金の上に取り付けたクランプ碍子で行なっているのが面白いです。


鳥居型GWの横の腕金が無いタイプです。
このタイプは腕金1本支持だと架空地線の張力で傾く恐れがあるところに使用しています。
旧装柱では結構見られたのですが、
最近は殆ど見られません。


鳥居型GWの配電線柱です。
高圧線、低圧線は引き通しですが、
架空地線は一旦引き留めているので、
鳥居型GWを採用したのだと思います。


この配電線柱の鳥居型GWは引き留め側のためにあって、
引き通し側は普通に吊架金物で取り付けています。


鳥居型GWも良いのですが、
注目は低圧線の腕金です。
D型腕金のような規格品を使わず、
腕金を組んで低圧線を支持しています。
D型腕金が一般的に出る前に建てられた配電線柱に見られる装柱です。
しかも、この配電線柱は、低圧線支持の腕金の先に、
変圧器への引き下げ線支持用の腕金を取り付けています。


4方向に分かれている配電線柱です。
普通の十字なら簡単な装柱で済むのですが、
ここは方向がそれぞれバラバラなので、
色々な腕金を組み合わせています。


分岐側のジャンパー線支持に注目です。
一番手前の線は、F型腕金に取り付けた腕金の他、
分岐引き留めのD型腕金の上にもジャンパー線支持用のクランプ碍子を取り付けています。


D+D型腕金なのですが、
張力が先端の方に極度に偏っているため、
D型腕金と腕金2本を使い、三角状に組んで強化し、
更に張力と反対方向に支線を張っています。

東電配電線柱写真集E6

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