新座変電所と武蔵野変電所5


笹目線と片山線は引き込み前にそれぞれの鉄塔に分かれます。


片山線の引き込み部です。
北多摩線の部分に比べると機器が若干大型になっています。


武蔵野線の鉄構(写真右)とその他の線の鉄構(写真左)は離れていますが、
一次側から引き込む線はすべて15万4千ボルトなので、
変圧器を通さず直接母線で繋がっています。


この変電所は周囲を高い鉄製の柵で囲まれている閉鎖的な変電所なので、
中が見えません。
仕方なく、柵の隙間から中を見てみます。
写真は西側から見たガス遮断器です。


奥の方の断路器と遮断器は管型母線で繋がっているようです。


横一列に並ぶ断路器です。


一次側の断路器なので、
碍子は二つ繋げたやや長いものとなっています。


鉄構と変圧器の間にある遮断器です。
この部分は上に鉄構が無いせいか結構目立ちます。


遮断器から直接変圧器と繋がっている母線と、
一旦地中に入る母線があります。


奥の変圧器は高岳製作所製で、
鉄構から直接来ている母線を引きこんでいます。
上には中性点接地線が通っています。


高岳製作所製の変圧器の後にはもう一台変圧器(メーカー名不明)があります。


一番西側にある5号変圧器は富士電機製です。
富士電機製の変圧器は外側の冷却装置に特徴があります。


変電所南西部におなじみの「日新電機製」コンデンサと直列リアクトルがあります。
ここは柵にコンデンサの銘盤が貼ってあります。
(写真真ん中よりやや左下の緑がかった銀板。)
銘盤には「電力用OF式コンデンサ設備」と書かれていて、
下には回路図も書かれています。
OF式とは「完全密封型で絶縁油を使った」というような意味で、
地中ケーブルにも同じような方式が使われている場合があります。

新座変電所と武蔵野変電所6

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