東電配電線柱写真集B5


変圧器への引き下げ線が5線あります。
変圧器が三相交流用と単相交流用の2つの場合、
引き下げ線が5線になるのですが、
実際は殆ど見られません。


架空地線を支持せずにジャンパー線を支持している電柱です。
高圧線が撚架しているため、このようになったようです。


弱弱しい耐張碍子と黒ずんだピン碍子の装柱です。
一見、工場の配電線に見えますが、これは東電の配電線柱です。


高圧線が単相交流の場合、碍子の取り付け位置は腕金の両端になるのですが、
この配電線柱は中途な位置に取り付けているので、
無意味に腕金が出っ張っている状態になっています。


こちらは三相交流の配電線柱です。
一番左の相が微妙に内側に寄って取り付けられています。
電線の長さの関係でしょうか?


動力線の腕金が無意味に長いです。
動力線用の腕金が無かったので、
高圧線用の腕金を少し切断して代用したのだと思われます。


動力線2回線の配電線柱ですが、
上の回線の腕金は変圧器への引き下げ線碍子支持用腕金も取り付けています。


上の回線と下の回線で腕金の位置が微妙にずれています。
この配電線柱は上の回線が腕金2本碍子6個、
下の回線が腕金1本碍子3個で支持しているのですが、
上下回線で腕金数が異なる装柱は結構あります。
(ただし、東京都、神奈川県、茨城県など県が限られています。)


上の回線が槍出で、下の回線が普通の装柱です。
電線の長さを短くするために両方とも槍出装柱にしたいところなのですが、
工場への高圧引込線がある関係で、
下の回線は槍出に出来なかったのだと思います。


前の配電線柱とは逆のパターンです。
関西電力だったら珍しくも無いのですが、
東京電力ではあまり見られません。
変圧器への引き下げ線の張力が腕金に負担をかけたせいか、
下の回線の槍出腕金は下に傾いています。


上の回線がCVTケーブルと高圧架空線を接続するケーブルヘッドを取り付けている関係で、、
下の回線の位置が若干下になっています。


なんだか今までこの特集に出た配電線の特殊性をまとめたような装柱の配電線柱です。
上下回線で装柱が異なり、しかも離れていて、
動力線の腕金は高圧線のものを流用しています。


上の回線が碍子型変流器+スリップオン碍子になっています。
計器に流す電気の電流が大きいのかもしれません。


こちらはまともな碍子型変流器の装柱ですが、
注目点はそこではなく、動力線の腕金の長さです。
支柱があったおかげで変則的な装柱になることが出来ました!?


この電柱も碍子型変流器の電柱です。
碍子の配列がなんとなくアンバランスです。
注目はやはり動力線で、かなり前方に偏っています。

東電配電線柱写真集B6

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