旧京南変電所跡地1

続いては京南変電所跡地を一周してみたいと思います。




京南変電所はかつて黒部幹線の終点にある変電所でした。
今は変電所は廃止され、
東京電力の技術開発本部、電気の史料館、横浜資材倉庫になっています。
今回は、北東方向から時計回りに見てみたいと思います。


東京電力の技術開発本部の建物の前に配電線があるのですが、
これは研究用配電線です。
木々が邪魔してよく見えないのですが、
敷地中央部にあります。
東側は2回線になっていますが、
南側は1回線になっています。
距離は100メートル程であまり長くありません。


南側にあるのは京南線2号鉄塔です。
1号がなく、いきなり2号から始まっているのですが、
京南変電所があったときは、1号鉄塔もあったのだと思います。


京南線は地中から送電線を引き上げていると思いきや、
碍子が挟まれていて、
地中から電線は出ていません。
と、いうことはこの線は使われていないことになります。


京南線2号鉄塔は簡単なフェンスでしか囲まれていないことから、
電気が流れていないことが推定できます。
使われていない送電線路を何故残しているのか不思議ですが、
おそらく、研究用に残しているのかもしれません。


東京電力の技術開発本部の敷地を斜めに突っ切る送電線があるのですが、
これはJR東日本の送電線です。


京南線の西側では4回線の送電線が地中へ引き下げられています。
左が小倉線12号鉄塔で、右が小倉線11号鉄塔です。


小倉線11号鉄塔で引き下げられている下の2回線は加瀬線です。
この鉄塔から北西にある加瀬変電所までの区間は地中のようです。


小倉線12号鉄塔で引き下げているのが、
小倉線と言うことになります。
小倉線はどこに繋がっているのか確認できませんでした。
ただ、小倉線13号鉄塔と書かれているので、
どこかに小倉線13号鉄塔があるのだと思われます。


小倉線の北側は東京電力の横浜資材倉庫になっています。
変圧器が沢山あります。


ここもかなりの変圧器があります。


奥のJR送電線の鉄塔の周りにも変電所の機器が置かれています。

旧京南変電所跡地2

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