千歳変電所と和田堀変電所8


次は和田堀変電所から出ている杉並線を見てみたいと思います。
写真右が杉並線の鉄塔で、高井戸線を上に併架しています。
杉並線はかつて和田堀変電所と目白変電所を結んでいた歴史のある送電線路です。


杉並線の下流部は環境塗装の鋼管鉄柱になっています。


そして、高井戸線と分かれ、右に曲がります。


青梅街道のところの杉並線24号鉄塔で送電線を引き下げています。


路線名は淀橋線です。
かつて淀橋線は和田堀変電所から直接出ていた架空送電線で、
途中、神田川をまたぐ鉄塔があり、かなり特徴的な送電線路でした。
神田川をまたぐ区間は、
とある鉄道雑誌の平成元年ごろの写真に丸ノ内線02系電車のバックに写っていたので、
撤去はそんなに昔ではないと思われます。
また、和田堀変電所から神田川までの区間の撤去に関しては、
平成18、9年ごろかと思われます。
淀橋線は青梅街道の淀橋の近くにある淀橋変電所に繋がっています。
なお、「淀橋」と言う地名は、かつての西新宿の北側の地名で、
周辺の学校名にも「淀橋」と言う名前が残っていたのですが、
次々に変更等により消滅し、
今では青梅街道の橋とヨドバシカメラしかその地名の面影はありません。


26号鉄塔でも送電線を引き下げているのですが、
路線名は分かりません。
これも淀橋線なのでしょうか?


マヨネーズ色の鋼管鉄柱が続きます。


そして、JR中央線を越えると、
古い鉄塔が見られるようになります。


杉並線34号鉄塔から鋼管柱は見られなくなります。


そして、古い鉄塔区間になります。
古い鉄塔区間は何れも矩形(くけい)です。
写真の部分は回線ごとに鉄塔を分けています。
昔はこの下に変電所があったようです。


出ました!昔からある矩形鉄塔です。
かつて杉並線は4回線あったので、
アームは4回線分あります。


なお、鉄塔の建設は昭和元年と言う代物です。
かなり貴重なので、このまま残してもらいたいところです。


矩形鉄塔が十数基続きます。


杉並線45号鉄塔で杉並線は終わりになります。

千歳変電所と和田堀変電所9

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