千歳変電所と和田堀変電所9


杉並線45号鉄塔下は野方変電所です。
この変電所からは杉並線の他、練馬変電所から来る野方線、
西武沼袋線が出入しているのですが、
ガス絶縁開閉装置を見るともう一つ地中送電線が分岐しているのが分かります。
路線名は大和町線で、おそらくすぐ近くの大和町変電所に繋がっているのだと思います。


上のガス絶縁開閉装置の裏側です。


そして、ガス絶縁開閉装置の局配用変圧器部分です。


住宅地なので、変圧器は防音壁に囲まれています。


野方変電所に引き下げている野方線です。
練馬変電所手前までは架空送電線です。


一方、こちらは西武沼袋線です。


西武沼袋線は西武沼袋変電所まで矩形鉄塔が続きます。
西武沼袋線は元々目白線と言う送電線で、
目白変電所まで続いていました。
その後も西武落合変電所に受電していたため大部分の区間は残っていたのですが、
それも地中送電線からの受電に変更になり、
西武沼袋変電所から先廃線になってしまいました。
目白線廃線の後、残存区間は西武沼袋線に路線名が変更になりました。


この鉄塔で西武新宿線の上の区間になります。


沼袋駅の新井薬師前駅よりのマヨネーズ色鉄塔で送電線を引き下げています。
写真では目白線現役時代に撮影したのでこの先も送電線が続いているのですが、
今はこの鉄塔でおしまいになっています。


下には西武沼袋変電所があります。


西武沼袋変電所から先の目白線撤去前の写真です。
目白線はかつて4回線あったのですが、
近年2回線に減らされていました。
4回線のころは目白変電所に繋がっていたのだと思います。
目白線は当時からの古い鉄塔が結構残っていますが、
新井薬師前駅構内など、駅改良したところは新しい鉄塔になっています。
(鉄塔自体は今のところ撤去されていませんが、
西武新宿線の立体交差化がささやかれているので、予断は許せません。)


撤去中の目白線です。電線に撤去電線巻き取りの金車が吊り下げられています。
目白線の鉄塔は2009年に塗り替えたばかりなのになんで翌年撤去になるのでしょうか?
まあ、塗装は西武鉄道が行なったのだと思いますが・・・。


ウエーンッ!!もう上の2線しか残ってない〜。


廃線直後の目白線最終の47号鉄塔です。
下は西武落合変電所になっています。


更新工事中の西武落合変電所です。
変圧器などのメーカーは読み取れませんが、
ほぼ確実に「明電舎」製だと思います。
西武鉄道は最近、明電舎製の変電機器に交換する工事をあちこちやっています。

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