千歳変電所と和田堀変電所2


さて、話は久我山線に戻します。
久我山線は途中から中富線と併架になるのですが、
上の2回線複導体が中富線で、
下の2回線単導体が久我山線です。
中富線89号鉄塔で久我山線は地中に引き込まれます。
送電線路はこの先も続くのですが、
路線名は北歳線に変わります。


地中引き下げ部分です。
地中線区間は短く、すぐ調布変電所の敷地になります。


調布変電所は調布地区の配電用変電所です。
この変電所はコンクリート柱にかご型ビームを渡していて、
普通に断路器、遮断器などがある、
昔からの方式の変電所です。


断路器(写真奥)を通った後、遮断器に向かいます。


遮断器はいくつかあります。


そして、変電所といえば忘れてはいけない変圧器に引き込まれます。
変圧器は3台有り、
変圧器製造メーカー高岳製作所です。


そして、配電用変電所に必ずあるのが、
高圧開閉装置です。
これは配電線の各自動化開閉器を操作する機械です。
配電線の開閉器の数だけブース(路線数)があり、
都市部になると高圧開閉装置だけでもかなりの大きさになります。
調布変電所は南側にこの装置があります。
(変電所南側の塀は剣山や鉄条網が頑丈にあって、
それらに手を負傷しながら撮影したため、
画像がブレてしまいました。)


高圧開閉装置の裏側です。電線が沢山出ています。


で、この調布変電所、こんな装置があったのですが、
これはなんでしょうか?
筒状のものなので油かガスが入っているのだと思うのですが・・・?
※色々調べたところ、地中線の絶縁油と言うのが濃厚です。


さて、調布変電所を後にします。
調布変電所から久我山線は北歳線になりますが、
上の中富線は中富線のままです。
千歳変電所に向かう途中で北歳線から地中に引き込む線があります。


かなり手前に「立ち入り禁止」のフェンス柵があり、
地中線の路線名が読めません。
思いっきりズームして写真を撮影しましたら、
「○崎線」と「×江(?)線」と言う路線名でした。
「○崎線」は場所と、上の字の写り具合で、
柴崎線ではないかと思われます。
・・・と、言うとおそらくこの線は、
東電柴崎変電所と京王の調布変電所に繋がっているものと思われます。
「×江(?)線」の方はそれらしき地名もなく、全く不明です。

千歳変電所と和田堀変電所3

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