都市形成1
人間は便利なところ、住みやすいところに集中して住む傾向があります。
そういった集中して人が住んでいる場所を「都市(ポリス〜ギリシャ語)」と言います。
都市には色々あり、
東京や名古屋、大阪などのような大きな都市を大都市、
地方に点在する都市を地方都市、
大都市を囲むように存在する都市を衛星都市と言っています。
そして、大都市と衛星都市、または、大都市同士が結び合って、
交通、経済などが密接に繋がっている地域があるのですが、
これを、都市圏(メガロポリス)と言います。
主なのには、首都圏、中京圏(名古屋圏)、近畿圏(大阪圏)などがあります。
1、街路区画、区画整理
都市の街路区画は色々種類があるのですが、
ここでは代表的なのを紹介します。

日本で一番多い街路区画が格子状で、
縦横の街路で長方形の土地を形成している街路区画です。
図では正方形に近い形で載せていますが、
大体は長方形になっており、
日当たりを考慮し、東西方向の街路間隔を長くして、
土地は東西方向に長いようにするのが基本です。
しかし、古い街では南北方向に長い土地でかつ、間口の狭い所もあります。
これは江戸時代に間口で取り立てる税を決めていた頃の名残です。
格子状の街路形成は土地がほぼ平等に分割が出来、
土地の測量も簡単に出来るので、
一番理想に叶った街路区画だと言えます。
欠点は、同じような街並みが形成されている場所では、
今いる場所が分からなくなり、迷ってしまうことが挙げられます。
そのため、所々公園や遊歩道を挟んで、
目印になる部分を造っています。

放射状に延びた街路区画が連続して連なっている所を、
放射状型の街路と言います。
放射の中心はロータリーになり、
信号機が不要になります。
そのため、効率の良い交通網が形成できます。
外国ではよく見られる街路区画ですが、
日本ではさほど見られません。
日本でも効率の良い交通網が形成できるので注目されてはいるのですが、
放射の中心側の土地が三角状になったりします。
日本ではあまり三角状の土地は好まれないので、
なかなかこのようには出来ません。
それと、意外な欠点に交通調整がしづらいことです。
通常だったら信号の長さの切り替えで交通の流れを調整できるのですが、
放射状の街路形成は信号がないので、
信号で流れを調整することが出来ません。
なので、こう言った方式を導入する場合は、
放射状に延びる道路各々が大体同じ量の交通量であることが前提になります。

放射状に延びた道路を環状の道路で結ぶことを放射環状型の街路と言います。
日本では狭い範囲で形成されることは、
ニュータウン(次回述べます)を除きあまりないのですが、
大都市圏など広範囲で見ればこのようになっています。

日本には殆ど無いのですが、
外国では所々見られるのが幾何学状の街路区画で、
特定の図形が連続的に繋がって街路を形成しています。
目的は測量建築技術の誇示だったり、
防衛面強化、その地域特色の便利さの追求などがあります。
ただ、外部の者が来た場合、
街路の図形を把握していないと迷いやすく、
(それが防衛面に役立っているのですが。)
幾何学形状によっては、土地の有効活用ができない可能性があります。

上の図のように不規則な形状の街路区画だと、
迷いやすいし、有効的な土地利用も出来ないと言うこともあるので、
格子状や放射状の街路に区画を整理することがあります。
それを区画整理と言います。
ただ、住宅、住民が多くなると土地移動などの折り合いが付きにくくなり、
それだけ整理事業費がかかってしまいます。
そのため、なるべく後述するスプロール化が起こる前に
区画整理することが重要だと言えます。
2、ドーナツ化現象と衛星都市、スプロール化、都心回帰

ドーナツ化現象とは、都心に暮らしにくくなった住民が、
郊外に移住する現象を言います。
原因は、住民が急激に増えた事によるインフラ整備の遅れ、
元々古くからの市街地だったこと故の様々な建築物や施設の老朽化、
郊外に大規模工場や商業施設が出来て便利になったことが挙げられる他、
後で述べるスプロール化も関係しています。
こういう現象が起きると、昼間の人口である昼間(ちゅうかん)人口と、
夜間の人口である夜間人口の差が出来ます。
昼間人口とはその字のごとく昼間の人口で、
主に職場や学校などに通勤通学している場所において計算される人口です。
昼間は主に都心の職場や学校に通うため、
都心の人口が多くなります。
一方、夜間人口は夜の人口で、
夜帰宅する住宅(ベッドタウン)において計算される人口です。
夜間人口で見ると、都心部の人口が少なくなり、
郊外の人口が多くなります。
夜間人口の分布図で見ると、周りの郊外に人口の点が集中し、
都心部の人口の点はまばらになります。
この形状がドーナツに見えることから、
ドーナツ化現象と呼ばれるようになりました。
基本的に単に「人口」と言うと、住民登録している自治体で計算されるため、
ほぼ夜間人口と近似します。
(夜通勤する方もいるので全く一緒ではない。)
ドーナツ化現象で都心周辺の自治体が発展し、
そこそこ大きい都市が形成されます。
この形成された都心周辺の都市を衛星都市と言います。

都市は本来は都市計画に基づいて行われるものですが、
都市化が急速に行われると、
都市計画が追いつかず、無計画に開発が行われてしまうところがあります。
そういった所を「スプロール化している場所」と言います。
東京で言えば、元々徳川家康が江戸を整備していたので、
基本、東京の中心部は今も整然としているのですが、
その外側の23区内は戦後急速に人口が増えたため、
道路が狭かったり、家が密集していたりして、
雑然としている状態になっています。
それでも、区画整理によりだんだん整備はされているのですが、
それでも一部地域は旧態依然の所もあります。
こう言った地域は木造住宅も多く、
一度火災になったりすると、緊急車両が通れない道が多いため、
消火活動が遅れてしまい、広範囲に火災が広がってしまう可能性があります。
スプロール化は大都市だけでなく、
急速に発展した衛星都市でも発生します。
これらは急速な人口増により、
学校や病院、インフラなどの公共施設や公共設備の整備が遅れるだけで無く、
開発業者が各々勝手に開発を行ってしまうため、
道路が繋がってなかったり、
街並みのばらつきなどが起きてしまいます。
場所によっては、
住宅が工場を取り囲む状態になっている所もあります。
(市街化区域、市街化調整区域は次回述べます。)
駅前は狭く、商業施設も貧弱だったりと、
スプロール化している所はどんどん住みにくい街になってしまうため、
行政は区画整理を計画的に行うのですが、
既に人が多く住んでいる所なので、
反対運動などが起き、うまく進まない場合もあります。
この他にもよくあることで、
トラブルになりやすいのが、
火葬場や斎場、高齢者福祉施設、ラブホテル、
クリーンセンター、遊興施設、競馬場や競輪場など、
障がい者支援施設、墓地、基地、太陽光発電所などで、
住宅地の中に建設されたりして、
周辺住民から反対運動を起こされることが多々あります。

都心回帰はドーナツ化現象の逆で、
郊外に住んでいた住民が都心に再び移住することを言います。
ドーナツ化現象が起きると、
今まで住んでいた住民の郊外移住に伴い、都心の古い住宅などが壊され、
再整備されます。
そうなると、都心に最新の施設や大型商業施設、高層オフィスビル、企業などが出来、
再び便利になっていきます。
その一方で、郊外から都心の通勤がだんだん激しくなっていきます。
こうなると、郊外に住むより都心の方が便利になるため、
再び都心に移住すると言う現象が起こります。
大体経済が衰退したり、少子高齢化してくると起こる現象なので、
令和時代の日本は今、この状態になっています。
経済や出産率は数十年単位の周期があり、
高度経済成長・ベビーブーム〜経済衰退・少子高齢化を繰り返します。
そのため、今の都心回帰も数十年後には再びドーナツ化現象になります。
ただ、日本の場合、
政府と官庁等が平成時代に適切な政策をしなかったため、
当面は低経済成長、少子高齢化、都心回帰が続くと思われます。
3、スラム街・同和地区
私が学校の社会や日本地理で全く習わなかったのが、
このスラム街と同和地区です。
(同和地区は道徳の授業で出てきた程度です。)
スラム街などは外国地理では出てくるので、
「外国にはあって現在の日本には無いもの。」と、
社会人になるまで思っていました。
(あっても、既に解消しているものと思っていました。)
しかし、2000年代からネットが発達して色々な情報が入ると、
日本にもこういったスラムや同和地区が多数存在していることを知り、
愕然としたとともに、自身の無知に恥ずかしくなりました。
学校でなぜこれを教えなかったのかは最初、
更なる差別をしないようにするためだと思っていたのですが、
どうやら真意は、色々な利権や思想信条が絡んでいるからのようです。
ただ、この地図のページではそういったことを述べる場所ではないので、
詳しくはスラム街、同和地区について書かれている、
専門サイトやSNS、書籍をご覧下さい。
スラム街とは、貧困層の居住地を言います。
外国ではインフラ整備もままならない場所もあり、
衛生環境も劣悪化しています。
また、働き口も少ないため、廃品回収業、食肉加工業など、
富裕層がやりたがらない仕事で生計を立てています。
その廃品回収も、専門知識無しで子供たちなどが行っているため、
有毒成分などが流れ出したり、ゴミの野焼きによる有毒ガス発生など、
公害問題が顕著に出ている状態です。
また、感染症など、病気が蔓延し、
次々に命が失われている地域もあります。
日本では最低限の文化的生活が送れるよう、
スラム街でもインフラは整備されているのですが、
職も家も無く(職はあっても日雇い)、公園で寝泊まりしたり、
ドヤ街など、格安な宿で寝泊まりしている人も多数います。
ドヤ街の宿は格安なので、
部屋が狭かったり、サニタリー関係が共同使用だったりする上、
(トイレは共同使用、共同浴場、洗濯はコインランドリー)
建物が古く、耐震性にも問題がある所も多々あります。
それと共に一攫千金目的で賭博などが発達し、
それにつけ込んで反社会的勢力が進出したりするため、
治安の悪いところが多いです。
日本の大抵の大都市内には存在しているのですが、
大規模な所で言えば、東京都台東区の山谷地区(東浅草、日本堤、清川、橋場)、
川崎市川崎区の日進町、横浜市中区の寿町、
大阪市西成区のあいりん地区などがあります。
ただ、何れも高齢化が進んでおり、
格安宿の数も人口も減っています。
それと入れ替わるようにインバウンド客が格安宿を求めて、
こういった所に宿泊するため、別の意味で治安悪化が懸念されています。

また、それとは別に、河川に近い地域に、
貧民街が作られる傾向があります。
これらは戦後のどさくさで形成されたものが多く、
中には土地を不法占有している住宅もあります。
住民は日雇い労働者の他、在日外国人労働者などが多いです。
特徴として、河川における堤防上、
または堤防より河川側の堤外地に集落が形成されていることが多く、
集落内の道は狭く、やたら住宅が密集しているのが特徴です。
堤外地の場合、土地は自治体が所有しているので、
不法占有の状態になっていることが殆どです。
それでも、戦後の労働者の扱いが酷かったこともあり、
長年、不法占有を容認していたのですが、
さすがに戦後から80年近く経過したため、
洪水防止の河川改修目的に強制移住を進めており、
最悪従わない場合は、強制代執行に踏み切ることもあります。
ただ、このいった土地も高齢化や空き家化が進んでおり、
このままいっても何れこう言った集落は無くなっていくと思われます。
同和地区とは、別名被差別部落と言われており、
長年差別に苦しんだ方々が住んでいる集落です。
この差別は江戸時代に作られた身分制度のえた、ひにんが元になっています。
私が学生の頃は、農工商の不満を払拭させるために、
それ以下の身分である、穢多(えた)、非人(ひにん)が作られたと習ったのですが、
これは後々の研究で間違いだと判明しています。
身分関係なく、
乗馬用の馬や牛が死んでしまった際の死体処理をしていた者、
芸能関係者、浮浪者、
革製品を作っていた者などを単にえた・ひにんとしていただけです。
明治時代にえた・ひにんの身分が廃止され、
大正時代には部落解放同盟が結成されたことにより、、
えた、ひにんも関係なくなったのですが、
昭和に入った頃から再び差別されるようになりました。
切っ掛けは埼玉県狭山市で起きた狭山事件だと言われています。
しかし、高度経済成長期〜バブル期にかけて、
同和地区住民の地区外引っ越しと、
同和地区外の住民の流れ込みが盛んに行われ、
今では同和地区が駅前の一等地になっていたり、
高級住宅地になっているところもあります。
そのため、読図上で判断するのはだんだん難しくなっております。
同和地区の判定が完全に出来なくなったとき、
差別問題は解消されるのかもしれません。
その一方で、改良住宅など、
主にスラムや同和地区の住環境改善対策に造られた住宅団地が、
西日本を中心にまだ多く存在をしており、
残念ながらまだ地図上で判定できてしまう所もあります。
しかし、この改良住宅などもだんだん高齢化や空き家化が進み、
一般住宅や商業施設、太陽光発電所、工場などに造り替えられているので、
あと数十年後には殆ど無くなると思われます。
4、商業集積とシャッター街
商業集積は商店が一地域、または、一つの建物に集約した状態を言います。
前者を商店街と言い、
後者をスーパーマーケット、大型量販店、百貨店、ショッピングモールと言います。

昔からあるのは商店街で、
かつては城下町や宿場町に商店街の原型が形成されていたのですが、
鉄道などが開通すると、駅の近くに形成されることが多くなりました。
商店街はスーパーマーケットと異なり、
各々の店が独立しているため、
会計を各々の店でやらなければならないし、
一通りの買い物をするのに沢山の店を回る必要があるというデメリットもあるのですが、
各店舗ごとに専門的知識で、
細かいサービスを提供できるメリットもあります。
また、商店街で会を形成して、
統一的定休日や、商店街の整備、クーポンなどの企画をやったりして、
客が利用しやすい状態にしています。
今でも活気のある商店街も多数あるのですが、
地方都市などは後述するシャッター街化して廃れているところも多くあります。
また、昔からの老舗もある一方で、
時代の流れに合わせて業態変更をした店もあります。

もう一つの商業集積がスーパーマーケットや大型量販店、
百貨店やショッピングモールです。
スーパーマーケットは場所によってはストアとかショッピングセンターと呼ばれていて、
日本人は「スーパー」と略しているのが殆どです。
元々日本には無かった方式で、
戦後、アメリカの文化が入ってきたことにより、
急速に広まっていきました。
スーパーマーケットは今まで各専門店が各々売っていたものを一店舗に集約して、
会計をレジスターで一括で行うことにより、
効率化を図りました
また、商品の仕入れも流通センターで一括で行うことにより、
多くのものを取り扱っていながらも、
効率化、素早いサービス提供、コスト削減がされています。
日本におけるスーパーマーケットの業態は大まかに2つに分かれ、
一つは食料品と日用品を扱う店、
もう一つはそれをコンパクトにまとめ、各種付随サービスを付加した、
コンビニエンスストアに分かれます。
前者後者とも現在は斜陽になっていて、
前者はショッピングモールやネットショッピングに客足が流れている他、
スーパーマーケット同士の競争が激化しているため、
品質、品揃え、価格などなにか利点のあるスーパーマーケットが残り、
ただ単にスーパーマーケット形態でやっているだけの店は
どんどん閉店していっている状態です。
後者は平成後期ぐらいまでは好調だったのですが、
令和くらいから陰りが見え始めました。
これは相次ぐ値上げや、
ドラッグストア(薬局+小規模スーパーマーケット)へのシフト、
提供していたサービスがどんどんネットにシフトしていること、
一般的スーパーマーケットに比べて安売りも何も無く、
貧困化しつつある日本にだんだんなじまなくなってきたからです。
また、それ以外にもフランチャイズ店は本部とのトラブルが相次いでいるのも原因です。
大型量販店はスーパーマーケットより多い分野を取り扱っている店、
または、一つの分野で多くの商品を多く取り扱っている店を言います。
前者は食料品、日用品だけでなく、
衣料品とカルチャー系(本・玩具・文房具など)を取り扱った店、
後者は、電器量販店、ホームセンター、大型家具店などがあります。
この分野は平成の時がピークで、多くの店が開店したのですが、
今はネットショッピングに移行しているので、
徐々に店が減ってきています。
ただ、ホームセンターだけは、現物の品物を見定める必要があるせいか、
今でも好調です。
百貨店は大型量販店の前者より取扱量を増やすと共に、
高級路線にしている店で、一般的にはデパートとも言われます。
昭和時代はデパートに行くこと自体が娯楽の一部分になっていましたが、
今はショッピングモールが主流になり、
地方を中心にだんだん百貨店は閉店に追い込まれています。
今では百貨店が1店舗もない県も出ており(令和7年で4県)、
何れは20県程度まで増える可能性があります。
その一方で大都市の老舗百貨店はブランド力を生かして、
そこそこの売り上げを上げています。
そして、ショッピングモールは究極の商業形態で、
大型量販店と商店街、
飲食街、遊興施設などを一つの建物(建物群)に集約したものです。
何でも揃うので、モールだけで買い物が完結し、
ついでに娯楽も楽しめるので、
地方都市を中心にどんどん買い物はショッピングモールに移行しています。
なお、中古品、訳あり品を中心に扱っているモールはアウトレットモールと言います。
ショッピングモールの欠点は広大な敷地面積が必要なことで、
都心部ではなかなか敷地を確保出来ることができません。
(床面積が中途なショッピングモールが多い。)
また、都心部は車社会どころか車離れ傾向なので、
駅から遠いショッピングモールは敬遠される傾向があります。
そのため、都心部はそれほどショッピングモール1強ではなく、
埼玉県や千葉県などの一部ショッピングモールに客が集中する以外は、
結構経営が厳しいショッピングモールも多数あります。
そのため、コロナ禍ぐらいからショッピングモールの閉店もちらほら出始めています。

シャッター街とは郊外に大型ショッピングモールや大型量販店などが出来たり、
販売内容やサービスが時代にそぐわなくなったり、
店舗経営者が高齢で店を後継者に譲りたくても、
後継者がいない場合に起こる現象で、
歯抜け状に一部店舗だけが営業をしていて、
後はシャッターを閉めて全く営業していない店ばかりの商店街を言います。
「シャッター街」自体は正式な地理用語では無く、
確か、とある情報番組の取材で地元住民が、
「うちの商店街はどこもシャッターを閉めているので、
シャッター街と呼ばれているんですよ。」と、
冗談交じりに言ったのがそのまま用語になったと記憶しています。
客の減少や後継者がいないことで、
閉店が相次ぎ、
商店街のどの店もシャッターを閉めて営業していない状態になった場合、
シャッター街になったと見做されます。
シャッター街は、
都心から離れた地方都市の中心部商店街ほどなりやすいです。
これは地方都市が車社会のため、
郊外のショッピングモールに行く傾向が強いからです。
その他の原因に、道路のバイパスが出来て、
そこのロードサイドに大型店が多数出店したとか、
新しい鉄道路線が開通し、
そちらの方が便利になったとかなどの場合でも起きます。
シャッター街は対策せずに放置すると、営業している店が全く無くなり、
普通の住宅に建て替えたり、店舗の解体更地化などが行われ、
何れ完全に商店街が消滅して、普通の住宅地になってしまいます。
まだ、それだけなら良いのですが、
大体こうなった場合は、夜間の明かりが減ったり、
人通りが減るので、治安の悪化に繋がる傾向にあります。
ただ、このシャッター街を再び活性化する方法も色々あり、
魅力ある店作りにするとか、インバウンド需要を取り込むとか、
特色のある商店街にするとか、色々タイアップをするとか、
考えれば結構安価で改善できる点もあります。
外的要因では新幹線の開通で便利になり、
再び活性化した商店街もあります。
川柳五七の地図のページ8へ戻る
川柳五七の地図のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ

|