地図記号・交通施設〜道路

道路は道路幅によって、線の太さや地図上で表現する道路の幅が異なるので、
適用が難しい部分もあります。
殆ど線で表現する記号ばかりですが、国道は茶色の網点をかけます。



名称 真幅道路
記号
適用 真幅道路は、
実際の道路幅を縮尺に応じて縮小し、
地図上にあらわしたものです。(ただし0.1ミリ単位)

適用は実際の道路幅が
25メートル以上のところで使います。

名称 記号道路
記号
適用 記号道路は25メートル未満の道路で、
市街地でないところに用います。
(市街地は真幅道路)

記号道路は実際の道路幅によって、
使う記号が定められています。

道路幅の基準は、
実際交通で利用出来る部分とされています。

幅員1.5メートル未満の小道以外は
原則省略ができません。
ただ、地図上で10ミリ未満の短い道路は省略できます。

記号道路の中心は実際道路のある位置で表示します。

名称 建設中の道路
記号
適用 建設中の道路は概ね完成までに1年以上かかる、
幅員3メートル以上の道路に使います。

記号は幅員によって真幅道路や記号道路で表示します。

幅員1.5メートル以上の道路や鉄道と交差する場合、
建設中の道路を間断させます。
また、建設中の道路の橋の部分は、
建設中の道路記号そのままを使いますが、
すでに橋が完成している場合は道路橋記号を使います。

この記号の破線は上下左右どちら側でも良いのですが、
隣り合う地形図と繋がる場合は、
隣同士接合するように統一します。

名称 庭園路
記号
適用 庭園路は公園内の遊歩道や
自動車の乗り入れを禁止している道路、
工場などの敷地内道路に用います。

庭園路は真幅道路で表示しますが、
地図上で0.4ミリ未満は0.4ミリとして表示します。

なお、庭園路は「すべて表示」ではなく、
必要に応じて選択して表示します。

名称 分離帯
記号
適用 分離帯は、道路の上下線を分ける分離帯や、
ロータリーなど、車が通れない部分に用います。

分離帯が図上0.3ミリ以上のものは、
実際の地図上の幅で、
0.3ミリ未満は1本線で表示します。

ロータリーは図上の直径が
0.5ミリ以上の所に使いますが、
それ未満でも必要であれば表示できます。
そのときのロータリーの円は0.5ミリで表示します。

名称 国道
記号
黒・茶網点
適用 国道は一般国道や高速道路国道に使います。
なお、インターチェンジ内は網点を省略します。

名称 有料道路
記号
適用 通行するのに通行料を徴収する道路に使います。
なお、トンネルやインターチェンジでは
点の表示はしません。

中央分離帯がある場合、
図上1ミリ未満は、分離帯と有料道路を重ねて表示し、
1ミリ以上は分離帯を挟んで双方の道路に表示します。
なお、有料道路は実際ある位置に表示します。

有料道路が短すぎる場合はこの記号を使わず、
名称のみ表示します。

名称 道路橋
記号
適用 道路橋は長さ20メートル以上のものを表示しますが、
立体交差、土手で囲まれた河川を渡る橋、有名な橋は、
20メートル未満でも出来る限り表示します。

道路橋記号の長さは、
実際の地図上の長さで表示しますが、
0.5ミリ未満は0.5ミリで表示します。

道路橋を表示する線の太さは、
接続する道路の線の太さとあわせます。

図上の長さが2センチ以上の橋は、
道路橋記号に半円点をつけます。

名称 道路トンネル
記号
適用 トンネルの出入り口には抗口記号を表示します。

トンネル内の経路は実際の経路で表示しますが、
図上の長さが2ミリ未満のトンネルは
経路を表示しません。

トンネル内の経路記号の線の太さや幅は、
接続する道路と一緒にします。

名称 落石よけ・雪覆い等
記号
適用 落石やなだれを防ぐため道路上に設けた、
覆いなどに用います。

名称 石段
記号
適用 石段は有名なものや目立つものだけ表示します。

地図記号・交通施設〜鉄道

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