地図記号・地形〜陸部地形

陸部地形の表示は殆ど茶色を使います。
大部分は等高線なのですが、それに付属する地形記号がいくつかあります。



名称 等高線
記号
適用 主曲線は10メートルごとに表示します。
しかし、主曲線だけでは標高を数えるのが大変なため、
50メートルごとに少し太い計曲線を入れます。

地形が緩やかなど、
主曲線と計曲線だけでは
地形の特徴が分からない所には、
補助曲線を適用します。
補助曲線は主曲線の1/4または1/2間隔で入れます。

等高線間隔が図上0.2ミリ以下の
急斜面地部分では、
計曲線以外の等高線は省略できますが、
山頂付近や谷底付近では省略できません。

名称 凹地
記号
適用 周囲に比べて部分的に窪んでいるところに使います。
ただし、人工的な窪地には適用しません。

図上で3.0ミリ以上のものは上の凹地(大)を、
それより小さいものは下の凹地(小)を使います。

凹地(小)の矢印は、高い方から低い方に指します。

窪地の中で突起のある部分は、
短線(ティック)を外側に向けます。

火山の火口部など、明らかに凹地と分かるところには、
短線は入れません。

名称 土崖
記号
適用 土砂崩れや人工的に作られた急斜面に表示します。

この記号は実際の大きさの縮小表示ですが、
図上0.5ミリ未満のものは、0.5ミリで表示します。

雨水で崩れた小さい土崖は下の土崖(小)で表示します。

名称 岩崖
記号
適用 岩で出来た急斜面に使います。

この記号は実際の大きさの縮小表示ですが、
図上1.0ミリ未満のものは1.0ミリで表示します。

名称
記号
適用 地表に出ている岩石の記号ですが、
適宜総描、修飾ができます。

図上1.5ミリ以上の岩は岩(大)で、
それ未満の岩は岩(小)で表示します。

上の図では大きい記号が岩(大)で、
小さい円状のものが岩(小)です。

名称 砂礫地
記号
適用 砂や石ころに覆われている所に表示します。
状況に応じて適宜表示できます。

名称 噴火口・噴気口
記号
適用 現に噴火・噴気している所に表示します。

また、噴火・噴気が休止していても、
将来的に噴火・噴気が予想される所には表示します。

名称 湿地
記号
適用 地面に水分を大量に含み、
地盤が軟弱で湿地帯の植物が生えている所に
適用します。

湿地内の河川や植生(後述)は出来る限り表示します。

名称 万年雪
記号
適用 積雪が残雪又は氷となって、
1年中残っている所に表示します。

9月期で図上2.0ミリ以上のものを表示します。

名称 土堤
記号
適用 河川などにある土手など、土を盛った構造物に使います。

土堤の上の小道などは表示しません。

名称 比高・岸高
記号
適用 比高(図左)は、盛り土、崖などが、
付近の平坦な地形に比べて
どれぐらい高いか表示したものです。
2メートル以上あるものは必ず表示します。

岸高(図右)は、通常の水面と崖等の一番高い部分の
高さの差を表示したものです。
海に面する崖には適用しません。

地図記号・地形〜水部地形

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