偏心補正計算
観測するとき、トータルステーションなどが基準点真上に設置出来ればベストなのですが、
地面の具合や視通の具合で基準点真上に設置出来ないことがあります。
そういったときにする補正計算が、
偏心(へんしん)補正計算と言うものです。
偏心補正計算は「観測した地点」を実際に観測した所から基準点にスライドさせる計算です。
偏心補正計算の内容
偏心計算をする前に、偏心角からαを求めます。
α=観測角+(360度−偏心角)
αが求まった後、偏心補正計算になるのですが、
偏心補正計算は2通りの方法があります。
既知数(知っている数値)によって使い分けます。
●a,正弦定理を使う。
上図で距離Sが分かっているときは、
正弦定理を変形した式を使います。
x=sin-1(e/S×sinα)
sin-1は逆三角関数で、ある値から角度を求めるものです。
●b,2つの辺とその辺に挟まれた角を用いて導く。
上図でS´が分かっているときは、
下の式で求めます。
x=tan-1((e×sinα)/(S´−e×cosα))
ただし、eの距離が微小な場合は、S=S´とみなしてよいとされています。
その場合、どちらの式も使えます。
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