完全特集!西武安比奈線・南台編
第2回(全7回特集)
安比奈線は南大塚駅を出ると、国道16号踏み切りまで連続カーブになります。

安比奈線のカーブ区間。
枕木はほとんど分からないほど朽ち果てています。
線路はへろへろです。
架線も存在しており、大体は木製架線柱です。
しかし、写真のように一部コンクリートのところもあります。
カーブ区間の架線には吊架線とトロリー線が残っていますが、
き電線と配電線、通信線は撤去されてありません。

写真のように、一部はハンガーが曲がっており、
吊架線とトロリー線がくっついているところがあります。
木製架線柱も傾いています。

線路はバラストもなくなっており、
泥の上に線路を敷いているようです。
まわりは草がはえています。

この架線柱は、通信線の支持に使っていた腕金と碍子が残っています。
つい最近までまとめられた通信線が国道16号踏切まで残っていましたが、
これも撤去されてしまいました。
安比奈線はあまりかわりませんが、
付近は高層マンション建設など着実に変わってきています。

ここらへんはちょこっとバラストが残っています。
線路のすぐ横に道路があり、道路と線路のさかいには柵がありません。
柵がないので、線路敷に簡単に入れます。

やがて車の往来が激しい道路が見えてきます。
国道16号線です。

国道16号踏み切りです。
ここの16号線はバイパスで、
安比奈線全盛期はまだ開通していなかったと思います。
(現入間川街道が当時の国道16号にあたります。)
休止年月から換算すると、この踏切を貨物列車が走った実績は殆どないと思います。
踏み切りはセメントやアスファルトで固められ、所々でしか線路が分かりません。

踏み切りの横にある操作箱。
踏み切りの警報機関係の装置が入っていると思いますが、
開けることができないので、よくわかりません。
塗装も所々剥げ落ち、サビ止めやサビが浮き出ていてみすぼらしいです。

国道16号踏み切りの警報機の土台。
警報機は、つい最近まで黒いカバーに包まれながら後生大事に残されていましたが、
撤去され、土台だけ寂しく残っています。
警報機があったときは「休止中」の手書き札がかけてありました。
警報機の土台は道路の両側にあります。
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