月鏡徒然草・10年10月

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雑記(2010年10月17日)
 円高、デフレ、止まりませんね。
先日わが町のコストコに行ったのですが、
市の中央部に位置しているのにもかかわらず、市の北部まで「コストコ渋滞」していました。
(隣のアウトレットパークより混んでいる??)
店内も混雑で会計待ちにくたびれました。
それだけ、安くて量の多いものを買おうと言う、消費者の消極的消費の現状が、
今のデフレを反映させているのだと思います。
消費税を増税したらもっとデフレ&円高&株安になるでしょうねぇ。

 チリの鉱山落盤事故で、
地下に閉じ込められた33人が無事に救出されてよかったと思います。
「え?コメントはそれだけ?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
 皆さん、この事故の救出に関して「感動的な救出劇だった。」と口々に言っていますが、
私はさほど感動していません。
 それは、私が冷たい人間だからとか、
日本から遠く離れた国のことだからと言う理由もありますが、
一番の理由はやはり、
「全員無事で救出されるのが当たり前で、その結果に対して感動する理由がない」からです。
 逆にこの救出劇に深く入り込んでしまうと、
「金」とか「利権」と言う言葉がちらついてしまいます。
現に、この救出劇の映画化とか、救出者のメディア進出に伴う報酬とか、
チリの大統領の支持率目的での現場訪問など、
汚い部分が徐々に見え始めています。
 そんなことより、「安全第一」とは何かをもう一度考える方が重要だと思います。

 イランの油田開発から日本が撤退してしまいました。
理由は「アメリカの経済制裁が恐い」からだそうです。
日本と言う国は何でこんなに主体性やナショナリズムがない国なのでしょうか?
 アメリカは過去にイランの隣国であるイラクに大量破壊兵器があるとか適当な理由を付けて、
油田権益目的で中東戦争を起こしたと言う前歴がある自分勝手で横暴な国です。
結局、イラクに大量破壊兵器は見つからず、悪戯に世界を混乱させただけで終わりました。
また、パレスチナの問題にしてもアメリカが利得に走ったためにややこしくなったのです。
 そんな我が儘し放題のアメリカに日本がペコペコしていたら、
ますますアメリカは付け上がるだけです。
アメリカ合衆国なんて世界の中心の国に相応しくない低レベルな考えの国なのです。
そんな国になすがまま流されてしまう日本国はもっと低レベルな国だと思います。
〜〜〜〜〜
 今回のイランの件も、日本に石油権益を握られないようにするために、
アメリカが「イランはテロ国家」と言う都合のよい肩書きを翳して、
無言の圧力を加えたのは明白です。
兎に角、「テロ」と言う言葉で惑わされないよう、
しっかり物事を吟味する必要があると思います。

 政治家で柔道家のT氏は結局柔道を引退しましたね。
まあ、当然でしょう。あまりにバカバカしくてコメントも出ません。
いくら政治家がヘタレばかりだからと言って、
片手間で出来るほど政治の世界は甘くはありません。
 皆、「残念。」とか「寂しい。」とか表面上では言っていますが、
心の中では「ざまあみぃ。」と思っていると思います。
日本政府は何もしていません。(2010年10月11日)
 中国河北省で拘束されていた、フジタ社員がやっと全員解放されました。
また、中国側から中止を申し入れていた
日本の大学生による万博訪問団も受け入れる見込みになりました。
 しかし、これだけで額面通り、
「中国が態度を軟化した」と判断するのは危険だと思います。
 よく、「アメとムチ」と言う言葉がありますが、
中国は態度を硬化/軟化させて、日本に揺さぶりをかけている可能性が高いです。
また、中国の態度の変化は、「日本政府が何かした」訳でもありません。
 日本がどうたらこうたらよりも、
民主化活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したように、
中国共産党政権に対する世界中からの風当たりの強さに、
中国政府が警戒したのが一番の理由だと思われます。
 日本政府は「やったやった」と浮かれていると、また中国につけこまれると思います。
ノーベル賞は頑張ったで賞で、あくまでもご褒美です。(2010年10月9日)
 ノーベル化学賞に根岸英一氏と鈴木章氏が受賞しました。
私は化学が苦手なので両氏の研究内容はよく分からないのですが、
「物質の中の炭素同士を結合させて新しい有機化合物を作る」
と言う研究の成果が評価されたそうです。
 炭素は動植物の体を構成している最も基本的な物質ですが、
化学反応を起こして炭素同士を結合するのは非常に難しい物質のようです。
(まあ、炭素同士が簡単に結合してしまっては、
我々の体も勝手に別の化合物をくっつけて変化してしまう訳ですが・・・。)
それをリチャード・F・ヘック氏と根岸・鈴木両氏が見事成功させたことにより、
医療や工業は目覚しい発展をしました。
〜〜〜〜〜
 各メディアの論調は両氏の受賞を称えるとともに、
「これから日本人がノーベル賞を受賞するのは難しい。」と言う主張が目立ちます。
しかし、それはどうなんでしょうか?
私は日本人の研究能力が昔より劣化したとは必ずしも言えないと思います。
今でも熱心に研究に打ち込んでいる若き研究者は多数います。
 科学と経済産業の動向は必ずしも一致しているわけではなく、
今は中国の経済成長が目覚しいから、将来的に中国人のノーベル賞受賞者が増える・・・、
と言うことはないと思います(平和賞や文学賞は別ですが)。
中国の最新技術は日本から取り入れたものが多く、中国独自の成果は少ないのが現状です。
 逆にガラパゴスと馬鹿にされる日本の土壌こそが、
画期的な研究成果を挙げられる要素になっているのです。
 なので、「外国に出て研究しないとノーベル賞は無理。」と言う論調は、
逆説的に「企業が外国に出て行かないようにするために法人税の減税をしろ」と言う、
世論誘導がみえみえに分かってしまうのです。
 研究はノーベル賞を受賞するために行なうものではなく、
世界中の人々の役に立つために行なうものです。
その目的を忘れた時、経済面でしか研究の良し悪しが判断出来なくなるのだと思います。
雑記(2010年10月7日)
 5日に日本銀行が追加緩和策を打ち出しました。
日銀は「異常だ」とか「荒療法だ」とか言っていますが、
内容的に特に凄いものではなく、
日銀が懸念している、「バブル経済になる。」と言う程のものではありません。
 ゼロ金利政策や量的緩和は、企業に金をジャブジャブ流すだけで、
景気回復の効果は殆どありません。
 私は随分前から「デフレや不景気の原因は消費不調だ。」と言っています。
 企業にお金を流しても、物が売れないので、設備投資も出来なければ、
雇用の拡大も出来ません。雇用の拡大が出来なければ、日本の平均所得は更に下がり、
消費がますます低迷します。「うまー」となるのは企業経営者などの富裕層だけで、
一般国民の生活の質は殆ど改善しないのです。
 いつも言っていることですが、
今、日本の経済を良くするには、ミクロ経済理論で考えなければならないのです。
どっかの新聞が盛んに主張する、「消費税を増税して法人税を減税する」と言うのは、
「経済学に対して全く無知な主張」としか言えません。
消費税増税と法人税減税は今の経済状況では絶対やってはいけない政策です。
 兎に角、政府は景気を回復させるため、
法制度の整備を早急に行なうべきだと思います。

 民主党の小沢氏が検察審査会の議決で強制起訴になる見通しになりました。
この検察審査会の決定に関しては、各メディアの主義主張によって、
賛否がくっきり分かれています。
しかし、どちらにしてもピントがずれていて、本来の問題点が全く議論されていません。
 読売新聞の社説で「検察審査会の批判をするな」とか書いてありました。
本当にこの新聞の社説担当はろくでもない人間ばかりです。
自社の主張に持っていくため、読者や専門家の言論封じを行なっているとしか思えません。
 また、別のメディアのジャーナリストは、
「一般人の検察審議会が政治家やタレントの起訴判断をして良いのか?
政治家やタレントは社会的影響が大きく、これからの生活を駄目にしてしまう。」
とか言っていました。私はあまりに稚拙な意見で厭きれてしまいました。
 確かに社会的影響は政治家やタレントの方が大きいのですが、
生活面で被害を受けるのは一般の人です。政治家やタレントは起訴されても、
有罪になって服役しても、結局は復帰出来てしまいます。
(先日釈放された押尾学受刑者は、
ほとぼりがさめたころに俳優復帰してしまうのだと思います。)
しかし、一般の人は会社を懲戒解雇されるだけでなく、
別の所への再就職も難しくなり、なかなか社会復帰出来なくなります。
〜〜〜〜〜
 今回の問題は、小沢氏を起訴してどうなるかです。
1、起訴しても有罪になる可能性は極めて低い。
2、起訴しても事件の真相が解明される可能性は薄い。
3、起訴しても政治と金の問題が解決出来るとは思えない。
 私は以前からこの小沢氏の土地購入資金問題に関して、
「4億円が何なのか、どこから出た金なのか全く分からない」と言っています。
この問題に関して小沢氏は全く説明していないし、今後も説明する意志はないと思います。
そうなると、小沢氏を有罪にさせるには確たる証拠がなければならないのです。
そう考えると、小沢氏を起訴する意味が本当にあるのかどうか、
感情論や主義主張抜きでもう一度考え直す必要があると思います。
雑記(2010年10月3日)
 金正日総書記の後継者に三男の金正恩氏が決まったようですが、
各紙、各TVニュース、そんなに紙面や時間を使って報じる事でしょうか?
 北朝鮮は金正日総書記が生きている限り、劇的な変化はないと思います。
 よく「独裁国家は長続きしない」と言われますが、
北朝鮮がここまで続いたのは、周囲の国が駄目な国ばかりだからです。
日本にしろ韓国にしろ中国にしろロシアにしろ、まともな国が一つもありません。
ロシアは自国のことで精一杯で北朝鮮には手が回らないし、
韓国は同一民族ながら統一しようとする気運が全くないし、
日本はチキン外交で北朝鮮に全くモノが言えません。
一番最悪なのは中国で、独裁テロ国家である北朝鮮に多方面で支援すると言う、
道徳心のかけらもない酷い国です。
 朝鮮民主主義人民共和国と言う国は、
これら周囲の国の悪しき部分の総決算的な国だと言えます。
 普通、独裁国家内に反政府組織が出来た場合、
周囲の国がその組織に援助する事により、革命が起きるのですが、
北朝鮮の場合、「反政府組織に援助しよう」と言う国は1つもありません。
要は、北朝鮮では金正日体制に逆らうだけの体力と資金を確保出来る勢力が作れないのです。
 偉大なる将軍様とやらはもう半分認知症で、暗殺しようと思えば簡単に出来ます。
しかし、それを行う事によって北朝鮮の結束が崩れなかった場合、
暗殺者は処刑されることになります。
 ただ、北朝鮮の結束は「将軍様」の存在自体ではなく、
殆ど平壌と金正日総書記とその周辺の人物に入る金とそれに伴う武力だけです。
そこの資金を断絶して、反政府組織を支援しない限り、
これからも北朝鮮は独裁国家でい続けるのだと思います。

 東国原宮崎県知事が次回の知事選に出馬しないそうです。
今後については明言しないながらも、「最高権力者を目指す。」とか世迷言をほざいています。
馬鹿もここまでくると痛々しくて仕方ありません。
 「宮崎県政程度に限界を感じる人間に東京都知事や内閣総理大臣が務まるか!!」
・・・と、言いたいのですが、ちょっと強めに言えないのが歯がゆいです。
 小泉氏から後の首相の名前を順に並べてみると、
安倍・・・福田・・・麻生・・・鳩山・・・菅・・・となりますが、
その後に「東国原」と並べても全く違和感がありません。
要は最近の内閣総理大臣は三流芸人並の仕事しかしていないわけで、
上手くいけば東国原氏でも内閣総理大臣が務まってしまう可能性が高いからです。
 しかし、東国原氏の宮崎県知事選出馬辞退は、
彼の政治生命がほぼ絶たれたと言っても過言ではありません。
 宮崎県民は陸の孤島で世間知らずなので、
東国原氏がそのまま宮崎県知事選に出馬すれば、ほぼ再選されるのに対し、
東京都知事選では余程対立相手が腑抜けでない限り、
いいところドクターなんとかといい勝負くらいの票しか入らないと思います。
 宮崎県民やメディアの人間は「知事!知事!」と祀り上げていますが、
それ以外の外部はかなり冷めた目で見ています。
当然、「あの馬鹿」はそういう所に気付いていないので(師匠が助言すれば別ですが)、
東京都知事に当選すると確信していると思います。
 一方、国政に出た場合、現在の政局がぐらついている状況では、
東国原氏が立候補した政党によって内閣総理大臣の椅子の距離が左右されます。
まあ、東国原氏の年齢と、国政の経験年数から考えると、
内閣総理大臣になるのはほぼ無理だと思います。いいところチンピラ議員で終わる運命です。
しかし、それを東国原氏が納得するかと言えば、納得しないと思います。
・・・そんなことを考えると、彼は三流芸人に戻るしかなくなるのではないかと思います。

 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、
前特捜部部長と副部長までもが逮捕されました。
これでこの事件は組織ぐるみの犯行と言うことになりました。
 帝京大学付属病院の細菌繁殖事件の所で書きましたが、
「ホウレンソウ」が健全に機能しない組織は、こう言う事になるのです。
しかも、検察と言う、「正義」を職業とする人間が「悪」になっては、本末転倒です。
しかし、前から言っているように、「検察廃止」と言うのは暴論以外の何物でもありません。
検察の自浄努力に期待したいところです。

月鏡徒然草・10年09月

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